米マイニング企業GreenidgeがSupport. comと合併しナスダック上場企業に
米国のビットコインマイニングファームであるグリーニッジ・ジェネレーション・ホールディングス(Greenidge Generation Holdings)がナスダック上場企業であるサポートドットコム(Support.com)との合併契約を3月22日に発表した。
グリーニッジの発表によると、同社はサポートドットコムと株式交換による合併契約を締結しており、この契約完了後サポートドットコムはグリーニッジの完全子会社となる。これにより合併会社の株式の92%をグリーニッジの株主が、残り株式の8%をサポートドットコムの株主が保有することになるという。
なおこの合併は2021年第3四半期に完了する予定とのことだ。
今回ナスダック上場企業となるグリーニッジはニューヨークを拠点とする火力発電所であり、2019年からは発電所で生成された電力を利用してビットコインのマイニング事業にも参入している。同社は2021年2月28日までの1年間で1,186BTCを採掘しており、1BTCあたりの採掘コストは2,869ドル(約31万円)になるとのこと。
またグリーニッジはマイニング施設の拡張を進めており、2025年までに現在の約25倍となる500メガワットの採掘能力を備える施設にする予定とのことだ。
サポートドットコムは顧客企業に対してカスタマーサービスのソリューションを提供する企業である。今回の合併契約の発表を受けて同社の株価は急騰しており、発表日には前回終値から一時400%超の値上がりを記録している。
参考:Greenidge Generation Holdings
(images:iStocks/LongQuattro・Samuil_Levich)