バイナンスらが暗号資産ファンドのマルチコイン・キャピタルのリミテッド・パートナーに

バイナンスらが暗号資産ファンドのマルチコイン・キャピタルのLPに

バイナンス(Binance)が米暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドのマルチコイン・キャピタル(Multicoin Capital)に投資を行い、リミテッド・パートナー(LP)になったことを発表した。バイナンスが暗号資産系のヘッジファンドに投資を行ったのは初めてのこと。

バイナンスはこれまでに何度かマルチコイン・キャピタルと協力し、いくつかの初期段階のブロックチェーンプロジェクトの特定、インキュベーション、投資を行ってきたようだ。

BinanceのCEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏は「マルチコイン・キャピタルは、暗号資産業界ににおける最大の成功ストーリーのいくつかに貢献してきました。

彼らはこの領域の投資家を代表して非常に熱心に働き、新興プロジェクトを見極め、公共市場に影響を与える破壊的イノベーションを予測する鋭い目を養ってきました。

彼らは強力な実績を持ち、ビットコインを超えた新興資産に関する独自の知識を持っています。彼らは最高の能力を持っており、私たちはリミテッド・パートナーとして参加できることを嬉しく思っています。私たちは、より広範な業界でより緊密に協力していくことを楽しみにしています」とコメントしている。

マルチコイン・キャピタルのマネージングパートナーであるトゥシャール・ジェイン(Tushar Jain)氏は「私たちはバイナンスを何千時間もかけて調査し、ブロックチェーンエコシステムにおいて最も戦略的に重要なインフラプロバイダーの一つであると断言できます。

バイナンスをリミテッドパートナーのグループに迎え入れたことを誇りに思います。この投資は当社への大きな信頼の証であり、当社が負うべき重要な責任を表しています」とコメントしている。

またリブビット・キャピタルやユニオン・スクエア・ベンチャーズ、アンドリーセン・ホロウィッツの創業マネージング・パートナーであるマーク・アンドリーセン、クラフト・ベンチャーズの創業者でPayPal Holdings Inc.の初代最高執行責任者であるデビッド・サックス氏などの個人もマルチコイン・キャピタルのリミテッド・パートナーとなったとのことだ。

(images:iStocks/pgraphis)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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