中国北京でデジタル人民元のATM利用テスト実施

中国北京でデジタル人民元のATM利用テスト実施

中国北京で実施された最新のデジタル人民元のテストでは、ATMが利用されたようだ。ATMで中国の中央銀行である中国人民銀行が発行するデジタル人民元と現金の交換が実現したことをThe Blockが2月18日に報じている。なおこのテストは2月前半に行われたようだ。

中国工商銀行(ICBC)は北京の2つの支店で8台のATMを設置したとのこと。ATMの設置は中国がデジタル通貨/電子決済システムの正式な立ち上げに先立って構築しているデジタル人民元のフレームワークの不可欠な部分のようだ。

8台のATMには「デジタル取引(digital transaction)」と呼ばれる機能が搭載されており、ユーザーはその機能を選択することで、デジタル人民元と現金の交換できるようになるとのこと。

ユーザーがATMへ現金を預金しデジタル人民元へ交換するためには、デジタル人民元のモバイルアプリウォレットをアクティブにするために使用した電話番号を入力する必要があるようだ。

編集部のコメント

この北京でのデジタル人民元のテストではハードウェアウォレット利用時の指紋認証機能のアップデート版の仕様も確認されたようです。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStocks/Kateryna-Bereziuk・slame・v-graphix)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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