テスラのビットコイン購入は「起こるべくして起こったこと」bitFlyer USA 最高執行責任者 ジョエル・エジャトン氏コメント

テスラ、ビットコイン購入情報公開で高騰するビットコイン市場

昨日、米国大手企業テスラ(Tesla)が約1,636億円(15億5000万ドル)相当のビットコインを購入していたことが、米証券取引委員会(SEC)へテスラが提出したレポートによって明らかになり、ビットコインが47,000ドルを超える過去最高値を更新した。日本の暗号資産(仮想通貨)取引所のビットフライヤーでもここ24時間で4,959,513円/1BTCの最高値を更新し、現在(2月9日15時20分)でも490万円台を推移している。

今回のテスラの市場参入と価格高騰について、ビットフライヤーの米国グループ企業 bitFlyer USAにてCOOを務めるジョエル・エジャトン氏は以下のようにコメントしている。

bitFlyer USA 最高執行責任者 ジョエル・エジャトン氏 コメント

このニュースは、起こるべくして起こったことです。
MicroStrategy社が先にダムに穴を開け、他の会社が続いてその穴を広げていっています。
テスラ社にとっては無料でできる広告のようなもので、彼らのターゲットである富裕層に向けたイーロン・マスクの見事な動きです。
ビットコインのアセットクラスとしての存在感を示すものになっています。
そして、ビットコインが支払手段としての法定通貨の代替手段となる期待感を示し、それはビットコインの次のフェーズに繋がります。
日本の視点からすると(このニュースの)キーポイントは、米企業が資産として現金ではなく、ビットコインを保有することに対する受容性が高まっているということだと思います。

bitFlyer USA 最高執行責任者 ジョエル・エジャトン

(原文)
It was inevitable.
MicroStrategy already poked a hole in the dam and other corporations that are bursting through. This is free advertising for Tesla, and targets the wealthy consumer they want. Brilliant move by Elon.
In regards to crypto, it is a further validation of the maturity of Bitcoin and its role as an asset class.
It also points to the promise of Bitcoin as a replacement for fiat for payment transactions which is the next phase of Bitcoin’s growth.
From a JP perspective, I think the key point is the growing acceptance from corporations to own BTC as a treasury asset.

Joel Edgerton(COO at bitFlyer USA)

これに続く企業参入はあるか?

ジョエル氏のコメントのように、今回のテスラによるビットコイン購入のニュースは、これまでのビットコインをはじめとする暗号資産のステージを引き上げるアクションとなったかもしれない。

今後テスラに続く大手企業の市場参入があるか、注目だ。

この記事の著者・インタビューイ

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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