ロシア地方裁がバイナンス(Binance)のウェブサイトのブロック解除決定

ロシア地方裁がバイナンスのウェブサイトのブロック解除決定

ロシアの地方裁判所が、ロシア地域において大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のウェブサイトがブロックされている件について、バイナンスの訴えを受け、そのブロックを取り消すことを1月20日に決定した。このことをロシア現地メディアが21日報じた

バイナンスのウェブサイトは2020年9月以降ロシアのインターネット検閲機関によってブロックされていた。これは2020年6月にロシアの検察官が「ビットコインについての情報を配布していた」としてバイナンスを告訴し、裁判所がその訴えを認める判決を下したことが原因となっていた。

その後バイナンスは「ブロックの通知が適切に行われなかった」として検察側の不当な手続きを理由に告訴を行ったとのことで、結果検察側は元の告訴を取り下げ、ウェブサイトのブロックは解除されることとなった。

バイナンス側の弁護士であるマイク・トレティヤック(Mike Tretyak)氏は「(ロシアにおいて)暗号資産に関する情報の普及は禁止されていないため、(本件は)刑事犯罪を構成していません」と述べている。また同氏によると、ロシアでは多くの検察官が暗号資産を理解していないのも事実であり、そのために本件のような暗号資産関連のウェブサイトがブロックされるという問題が複数発生しているとのことだ。

(images:iStock/new_cox)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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