米暗号資産(仮想通貨)取引所のジェミナイ(Gemini)がビットコインのリワードを搭載した「ジェミナイ・クレジット・カード(Gemini Credit Card)」の発売することを発表

ジェミナイ・クレジット・カード発売へ

米暗号資産(仮想通貨)取引所とカストディアンを運営するジェミナイ(Gemini)がビットコインのリワードを搭載したクレジットカード「ジェミナイ・クレジット・カード(Gemini Credit Card)」の発売を1月14日に発表した。

この取り組みは暗号資産のリワード付きクレジットカードのサービスを構築してきた米フィンテックスタートアップのブロックライズ(Blockrize)を買収したことで加速したとのこと。ちなみにジェミナイは2019年11月にニフティゲートウェイを買収しているので、2度目の企業買収となる。

2021後半の発売に向けて、ジェミナイはジェミナイ・クレジットカードのウェイティングリストを開設。 ジェミナイの顧客とすでにブロックライズのウェイティングリストに登録されている顧客に早期の利用機会を提供する。

ジェミナイ・クレジットカードではユーザーは利用するたびに最大3%のビットコインやその他の暗号資産でのキャッシュバックを獲得することができるようだ。

ジェミナイのCEOである タイラー・ウィンクルボス(Tyler Winklevoss)氏は「ジェミナイ・クレジットカードは、消費者が既存の行動を変えることなく、ビットコインやその他の暗号資産に投資することを容易にします。お客様は、いつ、どのようにして暗号資産を購入するかを決めるのではなく、日常の買い物をする際に手に入れることができるようになります。ジェミナイにブロックライズのチームを迎え入れ、一緒に協力して暗号資産のマスアダプションを続けていけることを大変嬉しく思います」とコメントしている。

またウィンクルボス氏は「ジェミナイ・クレジットカードは、ビットコインにとって大きなメインストリームの瞬間になると信じています。世界には、ビットコインを直接所有している人よりも、クレジットカードを持っている人の方が多い。

ジェミナイ・クレジットカードは、彼らに行動を変えてもらうことなく、これにより多くの人々にビットコインを届けることができます。航空会社のマイルやポイント、その他のギミックのある報酬を得る代わりに、ビットコインを獲得して将来を確保することができるのです。ジェミナイ・クレジットカードは、支出を投資という建設的な行動に変えることができます」とコメントしている。

編集部のコメント

2020年1月に米暗号資産貸付サービス企業ブロック・ファイ(BlockFi)がビットコインリワード機能付きのVisaクレジットカードの登録受付開始を発表しています。2021年はクレジットカードのリワードとしてのビットコインの採用が増えていきそうです。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStocks/inkoly・LongQuattro)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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