米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がイーサリアムの先物取引を2021年2月8日開始

米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がイーサリアムの先物取引を2021年2月8日開始

米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がイーサリアムの先物取引を2021年2月8日に開始することを12月16日に発表した。シカゴ・マーカンタイル取引所はシカゴにある北米最大の金融・商品のデリバティブ取引所だ。

リリースによれば1取引50ETH以上から先物取引可能とのこと。また取引は日曜日から金曜日の午後5時から午後4時に行える。

先物取引とは投資家が将来の売買価格を購買時に決めて、約定をする取引ことだ。先物取引には価格変動リスクを軽減できる利点がある。

CMEが提供するイーサリアムの先物取引には、英国金融行動監視機構(FCA)承認の暗号資産(仮想通貨)インデックスプロバイダーであるCF BenchmarksのCME CF イーサリアム/ドル基準レートを使用するようだ。CF Benchmarksのソリューションには主要な暗号資産取引所であるBitstamp、Coinbase、Gemini、itBit、Krakenが価格データを提供しているとのこと。

CMEグループの株式インデックスおよびオルタナティブ投資商品のグローバルヘッドであるティム・マコート(Tim McCourt)氏は「顧客の需要の増加とビットコイン先物およびオプション市場の堅調な成長に基づき、イーサリアムの先物商品の追加はこの成長する暗号資産の取引およびヘッジのための貴重なツールを顧客に提供するものと確信しています」とThe Blockに対して答えている。

編集部のコメント

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)には、日経平均の株価指数先物・オプションや円の通貨先物・オプションなども上場しています。シカゴ・マーカンタイル取引所では2017年よりビットコイン先物取引の提供を開始していて、12月時点では先物取引の建玉は10億ドルを超えるまで成長しています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/dalebor)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

SEC、VanEckとWisdomTreeのETF提案に対する審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が提出した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物ETF(上場投資信託)に関する複数の規則変更提案について、審査期間を延長することを4月14日に発表した。それぞれ現物ETFの発行および償還を可能とする内容が含まれている

【4/15話題】SBCメディカルGHD・ストラテジー・バリューCがビットコイン追加購入、クラーケンが株式とETF取引開始など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

GrayscaleのイーサリアムETFステーキング提案、SECが審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米シカゴの証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)が提出した「グレースケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust:ETHE)」および「グレースケール・イーサリアム・ミニ・トラスト(Grayscale Ethereum Mini Trust:ETH)」に関する規則変更提案について、審査期間の延長を決定したと4月14日に発表した