(bitFlyer EUROPE S.A.共同拠点長増田力哉氏コメントあり)bitFlyerがBTC/JPYペアの欧州・日本間のクロスボーダー取引開始を発表

bitFlyerがBTC/JPYペアの欧州・日本間のクロスボーダー取引開始を発表

ビットフライヤー(bitFlyer)がbitFlyerのユーザーと子会社のbitFlyer EUROPEのユーザー間でクロスボーダー取引が可能になったことを9月30日に発表した。

これによりbitFlyer EUROPEのユーザーは既存のアカウントを利用したまま、より流動性の高いbitFlyerのBTC/JPY ペア取引が可能になるとともに、BTC/JPY ペアの更なる流動性向上が期待できるようになるとのことだ。

クロスボーダー取引開始に伴う流動性の向上により、bitFlyerおよび bitFlyer EUROPEのユーザーは取引に際した売買価格のスプレッドリスクやスリッページリスクを軽減でき、より安全で円滑な取引を行うことが期待できるとのこと。

なお日本のビットコイン市場は世界最大の市場の 1 つであり、世界のBTC 対 FIAT(各国の法定通貨)の取引量の約 20 %がJPYに対して取引されているとのことだ。

あたらしい経済編集部はbitFlyer EUROPE S.A.共同拠点長増田力哉氏に「クロスボーダー取引が実現されることで期待できる新規ユーザー層とはどのような属性の人たちでしょうか」と質問を投げかけた。

bitFlyer EUROPE S.A.共同拠点長増田氏へ取材

ークロスボーダー取引が実現されることで期待できる新規ユーザー層とはどのような属性の人たちでしょうか

クロスボーダー取引開始に伴い、より流動性の高い日本のbitFlyer の BTC/JPY ペア取引が可能になることにより、今後は主に欧州の機関投資家やトレーダーの獲得が期待できると考えている。

編集部のコメント

bitFlyer EUROPE はオフィスをルクセンブルクに構え、 欧州連合のトレーダー向けに 2018 年から暗号資産取引所を運営しているとのことです。またbitFlyerEUROPE は、ルクセンブルク金融監督委員会(CSSF)の監督のもと Payment Institution Licenseを取得しています。

bitFlyerがPayment Instituution Licenseを取得した背景は、欧州連合域内における暗号資産交換業等を含む特定の金融事業運営には、欧州連合加盟国いずれかにおいて Payment Institution License等のライセンス取得が必要となるからとのことです。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/Lidiia-Moor)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した