Circularise(サーキュライズ)のブロックチェーン利用のプラスチックの追跡プロジェクトが欧州委員会(EC)から約1.8億円の資金調達

Circularise(サーキュライズ)のブロックチェーン利用のプラスチックの追跡プロジェクトが欧州委員会(EC)から約1.8億円の資金調達

材料の追跡とデータ共有を可能にするブロックチェーンソリューションの開発を行うオランダの企業Circularise(サーキュライズ)が、製品に使用されるプラスチックの追跡プロジェクト「Circularise Plastics」について、欧州委員会(EC)から150万ユーロ(約1.8億円)の資金提供を受けたことを9月8日発表した。

この資金提供は欧州委員会の中小企業研究開発支援プログラムである「EU Commission’s Horizon 2020’s SME Instrument」を通じて行われた。

この「Circularise Plastics」プロジェクトは、ブロックチェーン・P2P通信・ゼロ知識証明を組み合わせてプラスチックのサプライチェーンの透明性と持続可能性を高めることにより、循環型経済の実現を目指すプロジェクト。このプロジェクトではプラスチックの原材料の出所から最終製品に至るまで追跡できるよう支援するとのことだ。

編集部のコメント

Circulariseは2016年にオランダで設立された企業で、サプライチェーン内のデータや文書をブロックチェーンで管理し、機密性を保ちながら共有するソリューションを開発しています。同社は2019年にナイロン素材の製造を行うDOMO Chemicals(ドーモ・ケミカルズ)やポリマー材料の製造を行うCovestro(コベストロ)といった大手メーカーとの協業を発表しています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/your_photo・LuckyStep48)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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