コインチェックがNFTと暗号資産(仮想通貨)を交換できる業界初のNFTマーケットプレイス立ち上げを検討
国内暗号資産(仮想通貨)取引所Coincheckを運営するコインチェック株式会社が、ブロックチェーン上に記録されたゲームのキャラクター、美術品、不動産等のNFT(Non-fungible-token)を暗号資産と交換できる「NFTマーケットプレイス」の事業化について検討を開始したことを8月27日発表した。
この事業は業界初の取り組みとして2020年度内のサービス提供開始を目指し、同日27日より「NFTマーケットプレイス」への参加企業の募集を開始するとのことだ。
コインチェックは、暗号資産による決済が主流であるNFTの取引において同社の運営するCoincheck上に「NFTマーケットプレイス」を展開することで、ユーザーがより手軽に決済できることに加え、CoincheckのNFT専用のウォレットによってユーザーが秘密鍵の管理をすることなく安全に取引できるとしている。
またNFTを発行する企業にとっては、登録ユーザー数208万超で国内No.1のアプリダウンロード数300万以上を誇るCoincheckのユーザーへアプローチすることが可能となり、NFTの流通促進などが期待できるとのことだ。
編集部のコメント
コインチェックが今回のニュースの他に新たに計画している取り組みとして、6月に検討開始したSaaS型の株主総会業務支援事業でバーチャル株主総会を滞りなく開催することを支援するための新サービス 「Sharely(シェアリー)」を今秋以降に一般提供開始を予定しています。 またコインチェックは先日26日に日本初のIEO(Initial Exchange Offering)の実現に向け、コンテンツプロバイダー向けサーバープラットフォームを提供するLink-U、ブロックチェーンアクセラレーターHashPort(ハッシュポート)の合弁会社Hashpallette(ハッシュパレット)と共同プロジェクトを発足しています。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:iStock/antoniokhr・dalebor)