米エネルギー省が電力網のセキュリティへのブロックチェーンの活用を研究するInfoBeyond Technologyのプロジェクトに100万ドルの助成金

米エネルギー省が電力網のセキュリティへのブロックチェーンの活用を研究するInfoBeyond Technologyのプロジェクトに100万ドルの助成金

米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)が、ソフトウェア企業InfoBeyond Technology LLCのセキュリティへのブロックチェーンの活用を研究するプロジェクトに108万ドル(約11億円)の助成を行ったことを発表した。

この助成はアメリカ政府の中小企業技術革新研究プログラム(SBIR)を介して行われており、同プログラムでは商業化の見込みがある中小企業の技術研究に対して3フェーズに分けて資金提供が行われる。今回InfoBeyond Technologyが助成を受けたプロジェクトは、今年3月にフェーズ1として助成を受けており、今回はフェーズ2(2020 Phase II Release 2 Awards)となる。

InfoBeyond Technologyが助成を受けたプロジェクトは「グリッドチェーン:スマートグリッドのデータの完全性と不変性のための監査可能なブロックチェーン(Gridchain: An Auditable Blockchain for Smart Grid Data Integrity and Immutability,)」と呼ばれるもので、大規模な電力網におけるデータセキュリティの支援を目的としている。

The Blockの報道によると、DOEはこのプロジェクトを国内の送電網データの安全性を確立し、サイバー攻撃からデータを保護するための方法として評価しているとのことだ。

なお今回DOEに選出されてSBIRを介して助成を受けた企業は105社で、InfoBeyond Technology LLCはそのうちの1社となっている。

編集部のコメント

InfoBeyond Technology LLCはITソリューションを提供するソフトウェア企業です。サイバーセキュリティ、ディープラーニング、ブロックチェーン、パワーグリッド、通信の分野を専門とし、最新技術の研究開発を行っています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/denis_pc・stockdevil)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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