メタップスアルファが世界初となるクレジットカードを用いた⽇本円によるデジタルアイテム(NFT)の決済機能をリリース
メタップスアルファが世界初となるクレジットカードを用いた⽇本円によるデジタルアイテム(NFT:Non-fungible-token)の決済機能をリリースしたことを発表した。
デジタルアイテム(NFT)の取引所「miime(ミーム)」にてVisaとMastercardで日本円での決済が利用できるようになるとのこと。
今後メタップスアルファのグループ会社である株式会社pring(プリン)が運営する送⾦アプリのpringなど、クレジットカードに限らず多様な決済⼿段の導⼊を予定しており、引き続き「miime(ミーム)」を通じて誰もが簡単にデジタルアイテム(NFT)の取引ができる環境構築を⾏っていきたいとのことだ。
あたらしい経済編集部はメタップスアルファの担当者へ取材を行った。
メタップスアルファmiime担当者にインタビュー
−日本円(クレジットカードの債務)をどのようにNFTと交換できるようにされたのでしょうか。技術的な観点からお答えいただけると幸いです。
miimeの円決済機能では、一般的なフリマアプリのように、miimeが販売ユーザーの売上金を一度預かるカタチをとっています。販売ユーザーはミームを経由して売上金を受け取ることができます。
一般的なフリマアプリと異なるところは、デジタルアイテム(NFT)の特性上、買い手による決済が完了してすぐに、アイテムの送付が行われるところです。
クレジットカード決済機能では、クレジットカード決済代行システムの決済処理とスマートコントラクトによるNFT送信処理を、ミームのシステムで繋ぎ合わせることにより日本円とNFTの交換を実現しています。 証券でいうところのDVP(Delivery Versus Payment)を実現するために、①決済予約(与信確保)、②NFT送付、③決済確定、という流れで日本円とNFTの交換を行っています。
なお、pring決済でも同様の方法で、日本円とNFTの交換を行っています。
−デジタルアイテム(NFT)の市場規模は、どれほどまで大きくなると見込まれているのでしょうか。
ゲームだけに留まらず、XR(VR/MR/AR)を活用したサービスが普及すると、デジタルアイテムの市場規模は爆発的に拡大すると考えています。
特にエンタメイベント、スポーツなど様々な分野にXRが浸透していくと、デジタルアイテムの需要は多種多様な領域で生まれ、二次流通市場規模は日本国内だけでも数千億円以上の市場規模になると見込んでいます。
また一次流通に関しては、さらに大きな市場規模になると考えています。
編集部のコメント
miimeはMy Crypto Heroes やCryptoSpellsなど、国内の主要ゲームタイトルを中心に9タイトルに対応しています。今後は、コレクション要素を持ったカードアイテムや、ワイン・アートといった高付加価値商品など、非ゲーム領域も視野に事業展開を考えているとのことです。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)
(images:iStock/inkoly)