Libra協会にアジア特化の投資会社「Temask」と米VC「Paradigm」と「Slow Ventures」が参画

Libra協会にアジア特化の投資会社「Temask」と米VC「Paradigm」と「Slow Ventures」が参画

Libra協会が、Temasek(テマセク)、Paradigm(パラディグム)Slow Ventures(スローベンチャーズ)の3社を新たにメンバーに加えたことを発表した。

Temasekは、シンガポールに本社を置くグローバルな投資会社で、アジア市場に特化している。Paradigmは、米サンフランシスコを拠点にしているブロックチェーン・暗号資産領域へ特化したベンチャーキャピタル。Slow Venturesも米サンフランシスコを拠点にしていて、社会課題を最先端テクノロジーで解決するスタートアップへ投資をしてきたベンチャーキャピタル。Slow VenturesはSlackなどに投資をしている。

Libra協会の副会長兼政策・コミュニケーション責任者であるDante Disparte(ダンテ・ディスパルト)氏は「Libra協会に新たに3社加わったことは、Libra決済システムのガバナンス、技術的なロードマップ、および立ち上げ準備に貢献する多様な組織のグループを構築するという当社のコミットメントを示すことになります。そしてこの取り組みにTemasek、Paradigm、Slow Venturesを迎えられたことを光栄に思います。これらの組織はそれぞれブロックチェーンとデジタル資産の市場開発に独自の能力と長期的な焦点をもたらし、すでに当社の全体的なミッションの整合性を共有しています」とコメントしている。

編集部のコメント

これで2020年からLibra協会へ参画した企業は合計7社となります。それらは、Heifer International(ヘイファー・インターナショナル)、Checkout.com(チェックアウトドットコム)、 Shopify(ショッピファイ) 、Tagomi(タゴミ)、そして今回参画したTemasek(テマセク)、Paradigm(パラディグム)Slow Ventures(スローベンチャーズ)です。

5月6日にはLibra協会が現HSBC最高法務責任者を初代CEOに任命したニュースなどもありました。2020年になってLibraの動きが活発化、さらにビジョンを実現するための動きが着実に進んでいると思われます。日本、アフリカ、南米からもLibra協会へ参加する企業が2020年内に生まれるのではないかと「あたらしい経済編集部」は期待しています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

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