韓国セブンイレブン、全国店舗で「中銀デジタル通貨」決済を試験導入へ

韓国セブンイレブンでCBDC決済を試験導入

韓国のセブンイレブン全店舗にて、同国の「中央銀行デジタル通貨(CBDC)」を使用した決済サービスが6月までに試験導入されるようだ。地元メディア「 イーニューストゥデイ(‎ENews Today‎)」が4月1日に報じた。

この取り組みは、韓国の中央銀行である韓国銀行(BOK)による「CBDC」の実証実験プロジェクト「漢江(ハンガン)プロジェクト」の一環として行われるとのこと。

セブンイレブンでの支払いは、「CBDC」用の電子ウォレットで生成されたQRコードを提示し、それをレジでスキャンすることで可能だという。なおこのウォレットは、同プロジェクトに参加する7行の銀行(国民銀行、新韓銀行、ウリィ銀行、ハナ銀行、企業銀行、農協銀行、釜山銀行)が提供するようだ。

またセブンイレブンはテスト期間中、「CBDC」決済で全商品が10%割引となる特典を提供する予定とのこと。

なお韓国のセブンイレブンの運営会社コリアセブン(Korea Seven)は日本のセブン&アイHDとは資本関係はない。ブランド使用契約を通じてロッテグループ傘下が展開している。

韓国の中央銀行である韓国銀行(BOK)については昨年9月、同国のスーパーマーケットやコンビニエンスストアでの支払いにて、「CBDC」を利用する試験運用が行われると報じられていた。

参考:イーニューストゥデイ
画像:iStocks/Sylverarts

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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