ソニーエレクトロニクス、シンガポールのオンラインストアに「USDC」決済導入へ、Crypto[.]comと提携で

ソニー・エレクトロニクス・シンガポールがCrypto.comと提携

ソニー・エレクトロニクス・シンガポール(Sony Electronics (Singapore):SES)が、大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)との提携を4月2日に発表した。

これにより、SESの消費者が暗号資産で直接支払いを行えるようにするため、米ドル建てステーブルコイン「USDC」をソニーストア・オンライン(Sony Store Online)で独占的に受け入れるとのこと。

このソニーストア・オンラインでの暗号資産支払いは、クリプトドットコムユーザーが「Crypto.com Pay」を通じて利用可能だという。

なおSESは「USDC」以外の暗号資産にも対応を拡大し、消費者がソニーストア・オンラインで暗号資産残高を使って直接支払い可能にする計画とのことだ。

クリプトドットコムは2023年6月、シンガポール金融管理局(MAS)よりデジタル決済トークン (DPT) サービスの主要決済機関 (MPI) ライセンスを取得していた。

これによりクリプトドットコムは、シンガポールにおいてDPTサービスの提供が可能となっていた。

ちなみにクリプトドットコムは、米SEC(証券取引委員会)からの調査が正式に終了したことを3月27日に発表していた。

クリプトドットコムは昨年10月、「同社のプラットフォームで取引されるトークンが証券として分類される」としてSECより「ウェルズ通知」を受け取り、それに対して訴訟を起こしていた。

その後クリプトドットコムは昨年12月にSECへの訴訟を取り下げていたという。

なお今回の調査終了にあたり、同取引所に対する強制措置は講じられなかったとのことだ。

「ウェルズ通知」とは、SECが企業・個人に対して、法的措置を講じる予定であることを通達する公式文書だ。

参考:ソニークリプトドットコム
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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