ぷらっとホームとセキュリタイズJPが提携、RWA事業のグローバル市場参入に向け

ぷらっとホームとセキュリタイズJPが提携

ぷらっとホームが、Web3事業の推進を目的に、Securitize Japan(セキュリタイズジャパン)と事業提携したことを3月21日に発表した。

ぷらっとホームは、自社製品コンピュータの開発および販売を行う東証スタンダード上場企業。同社では、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)やThings(モノ)を含む広範な非金融領域の物理アセット(RWA)をトークン化する技術「ThingsToken」を提供している。

またSecuritize Japanは、セキュリティ・トークン(ST/デジタル証券)の発行・ライフサイクル管理プラットフォームを提供する、米Securitizeの日本法人だ。

両社が提携することで、金融・非金融を問わずあらゆるRWAを対象とする包括的なRWA事業を推進し、ワールドワイドなグローバル市場への参入を目指すとのこと。両社は「Securitizeの持つ金融領域(ST)における実績と、ぷらっとホームが持つIoTを駆使した非金融領域のトークン化技術が融合し、現実世界の幅広い資産をトークン化する新たな市場の創出が期待される」と述べている。

その例として、IoTデバイスが取得する都市データの資産化、産業用のIoTデータの資産化、設備の利用権の資産化、ESGデータのトークン化、知的財産のトークン化やスマートコントラクトによる管理などが挙げられている。

なお、ぷらっとホームが現在推進している「真空技術とWeb3技術を活用したあたらしい日本酒体験創出のための流通実証事業」において、エコシステム内の権利やインセンティブ等の発行・管理を目的とし、Securitizeを活用した実証を開始しているとのこと。ちなみにこの実証には、ぷらっとホームのIoTプラットフォームとWeb3技術、「ThingsToken」の技術が活用されているとのことだ。

ぷらっとホームは昨年7月、Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2技術「Plasma Free」などを開発するINTMAX(イントマックス)と、RWAのトークン化においての戦略的パートナーシップを締結している。

また今年3月にぷらっとホームは、クラウドWMS(倉庫管理システム)「ロジザードZERO」を提供するロジザードと、ブロックチェーン技術の物流分野への活用に関する共同研究の開始合意と技術提携契約をしていた。

参考:ぷらっとホーム
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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