米ロビンフッド、25年にシンガポールで暗号資産サービス提供計画か=報道

ロビンフッドが25年にシンガポールで暗号資産サービス提供か

株式や暗号資産(仮想通貨)の取引アプリを提供する米ロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)が、シンガポールで暗号資産の関連サービスを2025年後半に提供開始する計画であると、ブルームバーグが2月18日に報じた。

このことはロビンフッドの暗号資産部門であるロビンフッド・クリプト(Robinhood Crypto)のヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるヨハン・ケルブラット(Johann Kerbrat)氏がブルームバーグニュースのインタビューに対し、述べた内容だ。

報道によるとロビンフッドは、昨年6月に買収契約を締結した、グローバルにサービス展開する暗号資産取引所ビットスタンプ(Bitstamp)を通じてシンガポールでのサービス展開を行うとのこと。

ビットスタンプは、シンガポールの他、ルクセンブルク、英国、スロベニア、米国にオフィスを構えており、世界中で50のライセンスを有している。

なおロビンフッドによるビットスタンプの買収はまだ完了しておらず、シンガポールでのサービス提供は、この買収契約を完了した数カ月後になるとのこと。買収取引自体は規制当局の承認を待って今年前半に開始される予定とのことだ。

買収契約の締結時の発表によるとロビンフッドによるビットスタンプ買収額は、現金で2億ドル(当時約311.8億円)だった。

ロビンフッドはビットスタンプ買収により、同取引所が抱えるEU、英国、米国、アジアの顧客を取り込み、暗号資産サービスを提供する「ロビンフッドクリプト(Robinhood Crypto)」のグローバル展開を加速できると述べていた。

またこの買収により、ロビンフッドでは初の機関向けビジネスを提供すると伝えていた。ビットスタンプでは機関向けにレンディングやステーキングも提供しているとのことだ。

ロビンフッドは、暗号資産自社プラットフォーム上での株式、オプション、暗号資産取引の急増により、それらから得た2024年第4四半期の手数料収入が、前年同期比で236%増の6億7,200万ドル(約1,038億円)となったことを報告している。

参考:ブルームバーグ
画像:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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