HashKeyがアイルランドでVASP取得
ハッシュキーヨーロッパ(HashKey Europe)が、アイルランド中央銀行(CBI)から仮想資産サービスプロバイダー(VASP)登録の承認を受けた。同社親会社ハッシュキーグループ(HashKey Group)が1月7日発表した。
これにより、ハッシュキーヨーロッパはアイルランドで、暗号資産(仮想通貨)と法定通貨の交換、複数の暗号資産間の交換、暗号資産の移転、カストディウォレットサービスなどのサービスを提供可能になったとのこと。
これはハッシュキーグループにとって、EU(欧州連合)の第5次マネーロンダリング防止指令(AMLD5)に完全に準拠した最初のVASPライセンスになるという。また、ハッシュキーヨーロッパは、アイルランド中央銀行によってマネーロンダリング防止およびテロ資金供与対策目的で登録・監督されているとのこと。
ハッシュキーグループは、香港に本社を置くエンドツーエンドのデジタル資産管理を行う金融コングロマリット。シンガポール、上海、東京でも事業を展開している。
同社は昨年12月に、イーサリアム(Ethereum)の独自レイヤー2ネットワーク「ハッシュキーチェーン(HashKey Chain)」をメインネットローンチした。同チェーンではネイティブトークン「HSK」が展開されており、ガス代(取引手数料)やガバナンストークンとして機能している。
なお、同チェーン構築には、「OPメインネット(オプティミズム)」の開発元OPラボ(OP Labs)が提供するソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」が採用されているとのことだ。
参考:ハッシュキーグループ
画像:iStock/Abscent84・rarrarorro