バイナンスラボがKernelに出資
バイナンスラボ(Binance Labs)が、BNBチェーン(BNB Chain)基盤のリステーキングプラットフォーム「カーネル(Kernel)」に出資したと11月25日発表した。出資額は非公開だ。
「カーネル」は今回の調達で、合計調達額1,000万ドル(約15.4億円)に達したとのこと。バイナンスラボの他に、これまでレーザーデジタル(Laser Digital)やバンクレスVC(BanklessVC)、ハイパースフィア(Hypersphere)、ドレイパードラゴン(Draper Dragon)、サイファー(Cypher)、アークストリーム(ArkStream)、HTXベンチャーズ(HTX Ventures)、ビアBTC(Via BTC)、ロングハッシュベンチャーズ(LongHash Ventures)などからも出資を受けているという。
「カーネル」が今回調達した資金は、BNBチェーン上のdApps(分散型アプリケーション)やミドルウェア、そして暗号資産(仮想通貨)エコシステム全体の強化に活用されるようだ。
なおリステーキングとは、既にステーキングされたトークンを再度ステーキングし、担保として利用する技術。リステーキングを通じてステーキングトークンのセキュリティ機能を引き出し、分散型ネットワーク全体の安全性が向上される。
「カーネル」は、BNBチェーン上のリキッドステーキングトークン(LST)やリステーキングされたBNBトークンを活用して、同チェーン上のDeFi(分散型金融)イノベーションを支援するプロジェクト。「カーネル」は、リステーキングを通じてBNBチェーンのセキュリティを「プログラム可能な信頼」へと変革することを目指しているとのことだ。
「カーネル」の今後の計画では、BTCやその派生資産もLSTとして取り入れていき、複数のレイヤー1(L1)チェーンに対応したリステーキング基盤の提供を目指しているという。また「カーネル」は来年にメインネットと、ガバナンストークンKERNELのローンチを控えているとのこと。
— Binance Labs Fund (@BinanceLabs) November 25, 2024
参考:カーネル
画像:iStock/ChrisGorgio