米上場の医療機器メーカーSemler Scientificがビットコイン追加購入、合計保有数1,570BTCに

Semler Scientificのビットコイン合計保有数1,570BTCに

米ナスダック上場企業の医療機器メーカー「セムラー・サイエンティフィック(Semler Scientific)」が、新たにビットコイン(BTC)の追加購入完了を11月25日発表した。今回同社が購入したのは297BTC。これにより同社のビットコイン(BTC)合計保有数は1,570BTCとなったという。

「セムラー・サイエンティフィック」は、11月18日から22日までの期間に、現金約2,910万ドル(約44.7億円)をビットコインの追加購入に投じたとのこと。297BTCのうち、1BTCあたりの平均購入価格は9万7,995ドル(約1,508万円)だったという。

これにより、11月22日時点で同社が保有する1,570BTCの取得総額は、1億1,780万ドル(約181億円)に達したとのこと。なお、手数料や諸経費を含めた1BTCあたりの平均購入価格は7万5,039ドル(約1,154万円)だという。

また「セムラー・サイエンティフィック」は、今年10月1日から11月22日までの期間におけるBTC利回りが37.1%を記録したと報告している。さらにビットコインを財務戦略に組み入れた今年7月1日から11月22日までの期間では58.4%に達したとのことだ。

「セムラー・サイエンティフィック」は、ビットコインの取得戦略のパフォーマンスを評価するための主要業績評価指標(KPI)として、ビットコイン利回りを活用している。そして同社は、ビットコインを購入するための資金を調達する手段として普通株式を追加発行しているとのこと。そのため、このKPIはビットコイン購入戦略が投資家にとって、どのような利益をもたらしているのかを補完的に示す指標として活用できるという。

ちなみに、前回「セムラー・サイエンティフィック」によるBTC購入が発表されたのは今月11月18日。同社は11月6日から15日までの期間に、215BTCを約1,770万ドル(約27.3億円)で購入した。

参考:セムラー・サイエンティフィック
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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