Robinhood CryptoでSOL・ADA・XRP・PEPE上場
米ロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)提供の「ロビンフッドクリプト(Robinhood Crypto)」アプリが、米国顧客向けに暗号資産(仮想通貨)ソラナ:Solana(SOL)、カルダノ:Cardano(ADA)、リップル:Ripple(XRP)、ぺぺ:Pepe(PEPE)を新たに追加した。ロビンフッド公式ブログより11月13日発表された。
SOL、ADA、XRPは、「ロビンフッドクリプト」から一度上場廃止されていたが、今回再び上場することとなった。ミームコインであるPEPEについては新規上場の銘柄となる。これにより、米国向け「ロビンフッドクリプト」で取引可能な暗号資産の総数は19種類になったとのこと。
SOL、ADA、XRP、PEPEの他に、「ロビンフッドクリプト」で対応している通貨は、アーヴェ(AAVE)、アバランチ(AVAX)、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、チェーンリンク(LINK)、コンパウンド(COMP)、ドージコイン(DOGE)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、シバ(SHIB)、ステラルーメン(XLM)、テゾス(XTZ)、ユニスワップ(UNI)、USDコイン(USDC)となっている。
ロビンフッドは2023年6月27日、米国証券取引委員会(SEC)がこれら3銘柄を未登録の証券と見なす可能性を示唆したことを受けて取扱いを終了していた。
今回の再上場の背景には、今年11月の大統領選挙でのドナルド・トランプ(Donald Trump)氏再選が影響している可能性がある。トランプ氏は選挙期間中、暗号資産規制を強化してきたSECのゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長を解任する意向を示していた。
これにより暗号資産市場への規制緩和が期待され、ロビンフッドは環境の変化を見越し、同3銘柄の再上場へ踏み切ったと思われる。
「ロビンフッドクリプト」は暗号資産の購入・販売・保管が可能なプラットフォームだ。iOSおよびアンドロイド版で提供されている。「ロビンフッドクリプト」は昨年12月にEU(欧州連合)顧客への提供を開始しており、同地域では40銘柄の暗号資産を取り扱っている。
参考:ロビンフッド
画像:Reuters