SuiPlay0X1に『サムライスピリッツ』が登場
レイヤー1(L1)ブロックチェーン「スイ(Sui)」に対応した世界初の携帯型ゲーム機「スイプレイ0X1(SuiPlay0X1)」に、格闘ゲーム『サムライスピリッツR(SAMURAI SPIRITS R)』が登場する予定だ。「スイプレイ0X1」開発元の「スイプレイ(SuiPlay)」が10月31日発表した。
『サムライスピリッツR』は、1993年に始まったSNKの人気IP『サムライスピリッツ』シリーズの最新作として展開されるとのこと。SNKは『サムライスピリッツ』シリーズを手掛けてきたゲーム開発会社であり、従来は家庭用ゲーム機やPC向けに同シリーズを提供してきた。しかし、本作はシリーズ初のモバイル版MMORPGとして登場し、プレイヤーがゲーム内のキャラクターをNFTとして所有できる独自機能が備わっているという。
また『サムライスピリッツR』の開発には、web3ゲームとNFTマーケットプレイスを提供するブロックチェーンエコシステム「ルミウェーブ(LumiWave)」が参加しているとのこと。
ちなみに「スイプレイ0X1」は、PCゲームと「スイ」を活用して開発されたトリプルエー(AAA)ゲームタイトルに対応する携帯型ゲーム機である。このゲーム機は、複数のマーケットプレイスでゲームをプレイできる柔軟性を提供することに重点を置いて開発されたという。
「スイプレイ0X1」の事前注文は9月から599ドル(約9.1万円)で開始されており、デバイスの受け取りは2025年春以降が予定されている。注文した際に第三者への譲渡・販売はできないSBT(ソウルバウンドトークン)NFTがミント(鋳造/発行)され、そのNFTは、デバイスの受け取りや今後リリースされるゲームへのアクセス時に必要になるとのこと。また事前注文時の支払いは、暗号資産(仮想通貨)SUI、ソラナ(SOL)、イーサリアム(ETH)が対応している。
なお『サムライスピリッツR』のリリース日については公開されていない。
スイとは
「スイ」は、メタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ(Mysten Labs)開発のブロックチェーン。高い処理性能による高速なトランザクションと低い手数料で利用できることから高く評価されている。なおスイは、昨年5月3日にメインネットがローンチしている。
ちなみに「スイ」は、ディエム開発の開発言語「ムーブ(Move)」を採用している。また「スイ」の他に、ディエムの開発チームに所属していた元メンバーによって開発されているL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」でも、「スイ」と同じく開発言語には「ムーブ」が採用されている。
📣 Reserve your piece of history: the world’s first Web3-native handheld gaming device.
— SuiPlay (@SuiPlay) September 3, 2024
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参考:SuiPlay0X1
画像:iStocks/koyu