カナリーキャピタル、米SECに「ソラナ現物ETF」申請、VanEckと21Sharesに続き

カナリーキャピタルが米SECに「ソラナ現物ETF」申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社カナリーキャピタルグループ(Canary Capital Group)が、暗号資産ソラナ(SOL)の現物ETF(上場投資信託)に関するS-1申請書類(FORM S-1)による登録届出書を米証券取引委員会(SEC)へ10月30日提出した。

なおソラナの現物ETFの米SECへの申請は、今年6月に米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)およびスイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が行っている。

今回の提出書類によるとカナリーキャピタルグループによるSOLの現物ETFの名称は「カナリーソラナETF(Canary Solana ETF)」。現行ではティッカーシンボルは決まっておらず、空欄となっている。また上場する取引所やカストディアンについても未決により空欄だ。

「カナリーソラナETF」の投資目的は、同ETFが保有するSOLの価値から同ETFの運営費およびその他の負債を差し引いた額へのエクスポージャーを提供することだという。その投資目的を達成するために、同ETFはSOLを保有し、CFベンチマーク(CF Benchmark)のインデックス「CME CF Solana – Dollar Reference Rate – New York Variant(SOLUSD_NY)」を参照して営業日ごとに純資産価値(NAV)を確立するとのこと。また同ETFの運用にあたり、レバレッジ、デリバティブ、または類似の取引は利用しないとのことだ。

なおカナリーキャピタルグループは先日10月8日にXRPの現物ETF「カナリーXRP ETF(CANARY XRP ETF)」、15日にはライトコイン(LTC)の現物ETF「カナリーライトコインETF(Canary Litecoin ETF)」に関するS-1申請書類を米SECに提出していた。

参考:提出書類
画像:iStocks/Who_I_am

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【10/31話題】NOT A HOTEL COIN(NAC)のIEOがGMOコインで開始、カナリーがソラナ現物ETF申請など(音声ニュース)

国内IEO7例目、「NOT A HOTEL COIN(NAC)」の購入申込がGMOコインで開始、コインチェック、取引所サービスに4銘柄追加へ、AVAX・BCH・IMX・CHZ、カナリーキャピタル、米SECに「ソラナ現物ETF」申請、VanEckと21Sharesに続き、米資産運用会社VanEckが機関投資家向けにソラナ(SOL)のステーキング提供開始、Kilnと提携で、旭化成とTIS、Corda活用の偽造防止デジタルプラットフォーム「Akliteia」をインドでの機能性材料の真贋判定に活用開始、web3活動を視覚化する「Phi」、V2をイーサL2「Base」でローンチ、米サークルが香港テレコムと連携、小売業者向けロイヤリティソリューション開発へ、ビットコインL2「スタックス(STX)」、取引速度とファイナリティ向上のアップグレード完了、米Reddit、同社保有のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の大部分を売却、ビザとコインベースが提携、リアルタイム資金移動サービス提供開始、日立ソリューションズ、「Web3向け開発支援ソリューション」提供開始、「アルケミーペイ」、ソラナ仮想マシン基盤のL1ブロックチェーン立ち上げへ

Sponsored

ビットコインL2「スタックス(STX)」、取引速度とファイナリティ向上のアップグレード完了

スマートコントラクト導入のビットコイン(BTC)レイヤー2(L2)ネットワーク「スタックス(Stacks)」が、トランザクション速度とファイナリティを向上させる「ナカモトアップグレード(Nakamoto upgrade)」に更新された。スタックス財団(Stacks Foundation)が10月28日発表した