米決済Stripeがステーブルコイン決済「Bridge」を10億ドルで買収か=報道

StripeがBridgeを買収か=報道

米決済インフラ提供のストライプ(Stripe)が、企業向けステーブルコイン決済プラットフォーム提供のブリッジ(Bridge)を10億ドル(約1,500億円)で買収交渉中であると、フォーブス(Forbes)が10月17日に報じた。

報道によると、現在この買収は協議中であるとのこと。関係筋の情報によると、ライセンスなどの規制上の考慮事項や、ブリッジの創業者及び従業員への報酬が、依然として買収への潜在的な障害になっているという。

なお今回の買収が成立すれば、ストライプにとって過去最大規模の買収となる可能性があるとされている。しかし今回の買収についてストライプとブリッジはコメントを控えているという。

ブリッジは、企業がステーブルコインによる国際決済を導入する為のプラットフォームを提供している。フォーブスによると、同社はこれまでに総額5,800万ドル(約86.8億円)の資金を調達しており、企業評価額は2億ドル(約300億円)だったという。

ちなみにストライプによるステーブルコイン事業では、米ドルステーブルコイン「USDC」を決済通貨として利用できる暗号資産(仮想通貨)決済機能「ペイウィズクリプト(Pay with Crypto)」が今年10月より提供されている。

「ペイウィズクリプト」は、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、ポリゴン(Polygon)上の「USDC」を決済に利用できる機能だ。「USDC」の他にも、イーサリアム及びソラナ上の「USDP」も決済に対応している。ステーブルコイン発行会社パクソス(Paxos)が同機能の初の顧客となった。

参考:フォーブス
画像:iStocks/Irina-Shibanova

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【10/21話題】米SECがNYSEとCboeにビットコイン現物ETFのオプション上場を承認、コインブックがNIDT保有者にGET配布へなど(音声ニュース)

ビットコイン現物ETFのオプション、米SECがNYSEとCboeでの上場承認、コインブック、「Nippon Idol Token(NIDT)」保有者に「Global Entertainment Token(GET)」エアドロへ、シンガポールDBS銀行、機関投資家向けに「DBSトークンサービス」導入、ヴィタリックがイーサリアムのスケーリング戦略「ザ・サージ」発表、L1とL2の協力で100,000TPS目指す、DeFiプロトコル「Solv Protocol」が「SolvBTC[.]JUP」提供へ、Jupiterと統合で、イーサリアムOS開発の「ethOS」、dAppストア搭載のweb3スマホ「dGEN1」の事前注文開始、米決済Stripeがステーブルコイン決済「Bridge」を10億ドルで買収か=報道、欧州中央銀行、「ビットコインは早期保有者が富を得て、後発や非保有者は損をするゼロサムゲーム」と指摘

【10/18話題】ワールドコインが「ワールドネットワーク」に改称、ラップドビットコイン「Kraken Bitcoin(kBTC)」リリースなど(音声ニュース)

ワールドコインが「ワールドネットワーク」に改称、「ワールドID」発行活動を強化へ、米クラーケン、独自のラップドビットコイン「Kraken Bitcoin(kBTC)」リリース、サイアム商業銀行、タイ初のステーブルコイン送金サービス提供開始=報道、FBI、米SEC公式Xハッキングの男を逮捕。「ビットコイン現物ETF」承認の虚偽投稿に関与、アクティブウォレット数が過去最高を記録、昨年から3倍増加で約半数はソラナ(SOL)=a16z crypto、スイ財団、596億円相当のSUIを内部者が売却との噂を否定、DMM Cryptoが米web3ファンドNeoclassic Capitalから資金調達、クオンツトレーディングPrestoと提携も