米資産運用会社VanEck、3000万ドル規模のブロックチェーン・暗号資産特化ファンド設立

VanEckが3,000万ドル規模のファンド設立

米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)等の分野に特化した3,000万ドル(約44.7億円)規模のアーリーステージ向け投資ファンド「ヴァンエックベンチャーズ(VanEck Ventures)」を設立したことを10月9日発表した。

「ヴァンエックベンチャーズ」はブロックチェーン、フィンテック、暗号資産、AI(人工知能)などの成長分野におけるプレシード、シード、シリーズA段階の企業を対象に投資するファンドとのこと。

同ファンドは主にトークン化された資産の発行者、マーケットプレイス、オンチェーン支払いのミドルウェア、ステーブルコインを活用したアプリケーションに投資していくという。1件あたりの投資額は約100万ドル(約1.4億円)を予定しており、今後数年間で25件から35件の投資を行うとのこと。

なお「ヴァンエックベンチャーズ」は既に4件の投資を行っており、その投資先については近日中に発表する予定だという。

また「ヴァンエックベンチャーズ」を率いるのは、サークルベンチャーズ(Circle Ventures)の元幹部であるワイアット・ロナーガン(Wyatt Lonergan)氏とファン・ロペス(Juan Lopez)氏とのこと。サークルベンチャーズはステーブルコイン発行企業サークル(Circle Internet Financial)の投資部門であり、インフラから消費者向けアプリケーションまで100社以上に投資してきた実績があるとのことだ。

参考:ヴァンエックベンチャーズ
画像:iStocks/JimLarkin・BadBrother

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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