テレグラムが「ギフト機能」導入へ、限定版はTONのNFT変換対応を予定

TelegramがNFTに変換できるギフト機能導入へ

メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)が、パブリックブロックチェーン「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」基盤のNFTに変換できる「ギフト機能」を実装する予定だ。テレグラムCEOパベル・デュロフ(Pavel Durov)氏が同アプリ内で10月6日発表した。

「ギフト機能」によりユーザーは、テレグラムの連絡先にメッセージや絵文字の追加が可能なアニメーションスタンプ(ギフト)が送信可能となる。ギフトを受け取ったユーザーは、自らのプロフィールページでギフトの表示や、ギフトを「スター(クリエイターの支援やミニアプリでのサービス購入に使える)」に変換できるとのこと。

デュロフ氏によるとこの「ギフト機能」では、一部のギフトには数に限りがあるとのこと。またそのような限定ギフトについては、TONベースのNFTに変換する機能を今年後半に導入する予定だという。

このNFT変換機能によりユーザーは、トークン化されたギフトをテレグラム外でオークションに出品または取引できる他、所有権はブロックチェーン上に記録されるとのことだ。

「オープンネットワーク」は、デュロフ氏が開発を開始したブロックチェーンプロジェクトだ。テレグラムとの連携を基盤にしたブロックチェーンとして開発が進められていたものの2020年に米国証券取引委員会(SEC)の規制により開発は中止。その後「TON財団」が開発を引き継ぎ、今に至る。

そして今年9月には「オープンネットワーク」の総トランザクション数が10億件を突破している。なおこの取引量の半数は、直近3か月にて処理されたものであるとのことだ。

参考:デュロフ氏テレグラム
画像:iStocks/ustinroque・zirconicusso

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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