グーグルクラウド、新RPCサービス「Blockchain RPC」開始

グーグルクラウドが「Blockchain RPC」を発表

グーグルクラウド(Google Cloud)が、web3開発者向けの新しいRPCサービス「ブロックチェーンRPC(Blockchain RPC)」のリリースを9月18日に発表した。なおRPCとは、ブロックチェーンに対して指示を行う際に使用するプロトコルだ。

グーグルクラウドによると、同サービスのリリース初期ではイーサリアム(Ethereum)のメインネット及びテストネットのみをサポートしているとのこと。また今後1年間で対応チェーンが拡張する予定だという。

また「ブロックチェーンRPC」は、既存のイーサリアムのRPC用の標準規格である「EIP-1474」に準拠しているため、他のRPCサービスを利用する方法と全く同じ方法で利用可能とのこと。

さらに「ブロックチェーンRPC」は有料版だけでなく無料版も提供されている。無料版でも1秒当たり100件のリクエスト、1日当たり最大で100万件のリクエストが処理可能とのこと。なお同サービスは現在プレビュー版であり、世界中から利用可能である。

グーグルクラウドは、以前からブロックチェーン分野に力を入れており様々なサービスを提供している。また様々なブロックチェーンやその開発元との提携も進めており、今年5月にはレイヤー1ブロックチェーン「スイ(Sui)」開発元のミステンラボ(Mysten Labs)との提携を発表している。この提携により「スイ」上のさまざまなWeb3およびAI搭載アプリケーションのセキュリティ、スケーラビリティ、開発者ツール、ユーザーエクスペリエンスを強化するとのことだ。

また先日グーグルクラウドは、ブロックチェーン開発者用のツールポータルである「Web3ポータル(Web3 Portal)」を公開した。これに際して同社は10月10日に、ブロックチェーンRPCとWeb3ポータルの将来について議論するウェビナーを開催する予定とのことだ。

参考:グーグルクラウドブログ
画像:iStocks/TU-IS

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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