米マイクロストラテジーが11.1億ドル相当のビットコイン追加購入、保有量244,800BTCに

マイクロストラテジーのビットコイン保有量244,800BTCに

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、新たにBTCを追加購入したことを9月13日発表した。

今回マイクロストラテジーは、8月6日から9月12日までの間に約18,300BTCを約11億1,000万ドル(約1,560億円)で購入。手数料と経費を含む1BTCあたりの取得額は約60,408ドル(約849万円)となっている。

発表によるとマイクロストラテジーでは9月12日現在、合計で約244,800BTCを保有しているとのこと。取得額は約94億5,000万ドル(約1.3兆円)となっており、1BTCあたりの取得額は38,585ドル(約542万円)とのことだ。

マイクロストラテジーは今年8月の2024年第2四半期(4~6月)業績発表にて、新たな主要業績指標(KPI)「ビットコイン利回り」を発表している。これは同社のビットコイン保有量と想定希薄化後発行済み株式数の比率の経年変化率を表すものとなっている。

このKPIについてマイクロストラテジーは、「当社の普通株式または普通株式に転換可能な証券の追加発行によってビットコインの購入資金を調達するという当社の決定に対する投資家の理解を補うために使用できると考えている」と述べている。また同社は2025年から2027年にかけて、年間「ビットコイン利回り」を4~8%達成することが目標であると伝えている。

今回のビットコイン追加購入にて発表された「ビットコイン利回り」は、2024年7月1日から2024年9月12日までで4.4%。2024年1月1日から2024年9月12日までで17.0%とのことだ。

参考:マイクロストラテジー
画像:iStock/atdigit

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した