データ分析会社Nansenがステーキングサービス「Stakewithus」買収、20種類以上の暗号資産に対応

NansenがStakewithus買収

ブロックチェーンデータ分析会社ナンセン(Nansen)が、ノンカストディアル(非管理型)ステーキングサービスプロバイダー「ステークウィズアス(Stakewithus)」の買収を9月10日発表した。

買収価格については明らかになっていない。ただし、コインデスクの情報によればナンセンの広報担当者は、その額について7桁であると述べたという。

今回の買収により、ナンセンのプラットフォームで「ステークウィズアス」のステーキング機能が直接統合され、ユーザーはソラナ(Solana)やローニン(Ronin)、スイ(Sui)、コスモス(Cosmos)といった20種類以上の暗号資産をステーキングできるようになったとのこと。

またステーキング機能の追加に伴い、ナンセンではブロックチェーンデータの分析やポートフォリオの監視も行えるようになったという。そして今後はさらに多くの暗号資産に対するステーキング機能の追加が予定されているとのこと。

さらにナンセンは2025年に、ステーカーやサブスクライバーのコミュニティに報酬を提供する「NSNポイントプログラム」を開始する予定だという。ユーザーは同プログラムに参加することでポイントを貯め、そのポイントを特別な報酬や機能と引き換えることが可能なるという。なお「NSNポイントプログラム」の詳細は2025年に発表される予定とのこと。

ナンセンのステーキングに関するこれまでの取り組みとしては、2023年4月にWeb3ゲーム用に設計されたEVM互換のブロックチェーン「ローニンネットワーク」のステーキング開始時のローンチパートナーとして貢献している。

それ以来ナンセンは、「ローニンネットワーク」で3番目に人気のあるバリデーターとして、約10,000のウォレットから1,100万RON(約22.8億円)がステーキングされ、99.98%の稼働時間を記録したとのこと。

なおステーキングとは、ユーザーが暗号資産を保有しブロックチェーンネットワークに預け入れることで、その対価として報酬が得られる仕組みだ。

参考:ナンセンコインデスク
画像:iStocks/solarseven・Pict-Rider

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

ブラックロック、ビットコインを「ユニークな分散投資」の資産として概説するレポート公開

米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のアナリストらは、ビットコイン(BTC)をマクロ要因の影響を最小限に抑えた資産とし、同暗号資産が財政、金融、地政学的リスク要因のいくつかに対して「ユニークな分散投資」の資産である理由を概説するレポート「Bitcoin : A Unique Diversifier」を9月18日に共有した

【9/18話題】プログマらの「ステーブルコイン決済プロダクト」が実運用向け開発へ、トランプのDeFiトークン「WLFI」販売計画など(音声ニュース)

プログマとデータチェーン、「ステーブルコイン決済プロダクト」を実運用向け開発フェーズに移行、サークル「USDC」、Suiにネイティブ対応へ、トランプ一族のDeFiプロジェクト、独自トークン「WLFI」販売計画が明らかに、親クリプト派議員マクヘンリーとエマー、エアドロップに対するSECの姿勢問う書簡をゲンスラー委員長に送る、豪中銀、CBDCはホールセール向け優先と決定、ブータン政府、1000億円超のビットコイン保有か=アーカム、イーサリアム次期大型アップグレード「Pectra」、2分割での実施を検討、分散型デリバティブ「ベガプロトコル」がベガチェーンとVEGAトークンのサポート終了へ

Sponsored