マジックエデンで日次取引量が6000万ドルに、MEトークン等の期待で=報道

Magic Edenで日次取引量が6000万ドルに達する=報道

NFTマーケットプレイス「マジックエデン(Magic Eden)」の取引量が、日次100万ドル(1.4億円)から平均3,000万ドル(43.1億円)にまで成長し、直近では1日の取引量が6,000万ドル(86.2億円)に達した。暗号資産(仮想通貨)メディア「ブロック(The Block)」が9月6日報じた。

この急成長の要因として、「マジックエデン」を支援する独立組織「ME財団(ME Foundation)」によるMEトークンの開発発表が挙げられている。ちなみにMEトークンは、主要チェーン間でファンジブルトークンやNFTを一箇所で取引可能にする為に設計されたトークンだ。

ユーザーは「マジックエデン」提供のクロスチェーンセルフカストディウォレット「マジックエデンウォレット(Magic Eden Wallet)」にてMEを請求(claim)できるとのこと。なおMEの請求日については後日発表予定となっている。

報道によると、ME財団ディレクターのマット・シェニックス(Matt Szenics)氏は「シングルチェーン至上主義の時代は終わった」とコメント。また、「マジックエデン」が複数のネットワークで合計60億ドル(8,622億円)以上の取引量を記録し、NFT市場の全収益の60%を占めていることを強調したという。

さらに「マジックエデン」は、ビットコイン(BTC)ネットワークのトークンプロトコルである「ビットコインオーディナルズ(Bitcoin Ordinals)や「ルーンズ(Runes)」の取引量の80%を占めており、NFT市場におけるクロスチェーン互換性の強さを示しているとのことだ。

参考:The Block
画像:iStocks/ThinkNeo

関連ニュース

関連するキーワード

#ME

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した