ソニーとスターテイルのSoneium採用の「MEN’S YOAKE AUDITON 2024」が開催決定
秋元康氏の総合プロデュースによる次世代型メンズグループオーディション「MEN’S YOAKE AUDITION 2024」の開催決定および応募受付開始と、同プロジェクトにおいてソニーブロックソリューションラボ(Sony Block Solutions Labs)開発のブロックチェーン「ソニューム(Soneium)」が採用されたことが9月7日発表された。
「MEN’S YOAKE AUDITION 2024」は、アソビシステム・ツインプラネット・W TOKYO・Y&N Brothersらが設立した合弁会社「株式会社YOAKE entertainment」が手掛ける男性アイドルプロジェクトのオークションとなる。
同プロジェクトは、Web3テクノロジーを活用した新たなエンターテインメントビジネスモデルの構築と、グローバル市場で活躍できるアーティストの育成を目指すとして、今年2月に始動が発表されていた。
発表によると同プロジェクトでは、ブロックチェーン技術を活用し、ファンとメンズグループの関係に新たなアプローチを提供するという。また世界中のファンが地域や言語の壁を超えてメンズグループを応援できるファンダムを構築し、ファンの活動(楽曲視聴、グッズ購入、イベント参加など)が直接メンズグループに結びつくトークンエコシステムの確立も目指すとのこと。さらに、グローバル言語でのコンテンツ展開やプロモーションを行い、世界中の誰もがアイドル経済圏に参画できる環境を整えると伝えられている。
また今回同プロジェクトに採用された「ソニューム」は、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ブロックチェーンだ。8月28日よりテストネット「ミナト(Minato)」が公開されている。
「ソニューム」はオプティミズム財団(Optimism Foundation)開発の「OPスタック(OP Stack)」により構築されたという。ちなみに「OPスタック」は、スケーリング技術「ロールアップ」のひとつである「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用した独自のレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げられるソフトウェアのことだ。
なお「ソニューム」開発元のソニーブロックソリューションラボは、ソニーグループとスターテイルラボ(Startale Labs)による合弁会社。スターテイルラボのCEOである渡辺創太氏は、「MEN’S YOAKE AUDITION 2024」を手掛けるYOAKE entertainmentの取締役も務めている。
当初同アイドルプロジェクトでは、スターテイルラボが開発に携わるイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2「Astar zkEVM」が採択されていた。しかし同チェーンは「ソニューム」へ移行することが決定しており、これにより採用ブロックチェーンが「Astar zkEVM」から「ソニューム」へ変更となったようだ。
スターテイルラボは、Astar Foundation(アスター財団)やWeb3 Foundation(Web3財団)、その他のプロジェクトや大企業との協業を通して、マルチチェーン対応のアプリケーションやインフラを開発するweb3テック企業。同社CEOの渡辺氏は、日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(アスターネットワーク)」のファウンダーでもある。
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