カストディ大手BitGo、シンガポールの主要決済機関(MPI)ライセンス取得

ビットゴーがシンガポールのMPIライセンス取得

暗号資産(仮想通貨)などデジタル資産のカストディサービスを提供するビットゴー(BitGo)が、シンガポール通貨庁​​(MAS)から主要決済機関ライセンス(MPI)を取得したと8月7日発表した。

なお同社は今年1月、主要決済機関ライセンスの原則承認(IPA)を取得しており、今回のMPIライセンス取得はそれに続くものとなる。

またシンガポールにてMPIライセンスを取得したのは、ビットゴーで27社目。その他にはコインベース(Coinbase)やサークル(Circle)、ハッシュキー(HashKey)、パクソス(Paxos)、レボリュート(Revolut)、リップル(Ripple)なども同ライセンスを取得している。

今回ビットゴーはMPIライセンス取得により、MAS規制下にてシンガポールでコールドストレージ・カストディ・ソリューションを含むデジタル決済トークンサービスが提供できるようになったとのことだ。

ビットゴーのCEOであるマイク・ベルシェ(Mike Belshe)氏は「シンガポールはアジアを代表する金融センターです。このライセンスにより、完全に規制された保管と取引からセルフカストディウォレットまで、多様なニーズを持つ顧客の高まる需要に応えられます」とコメントしている。

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参考:ビットゴーMAS
images:iStocks/bestdesigns

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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