「SARAH」がワールドコインの「WorldID」との認証連携を開始
グルメコミュニティアプリ「SARAH(サラ)」が、ワールドコイン(Worldcoin)の個人認証機能である「World ID」との認証連携を開始した。「サラ」運営元のSARAHが8月7日発表した。
この連携により、「SARAH」では新しいアカウントの作成時に、「World ID」を連携方法として選択可能になったとのこと。
「SARAH」のような口コミサービスでは、複数アカウントによる投稿や、なりすましによる投稿が昨今の社会課題とのことで、このような不正行為は、ユーザーの信頼を損ない、プラットフォーム全体の価値を低下させる原因になるという。今回の「SARAH」の「World ID」との連携は、これら課題に対する解決策になるとのこと。
「World ID」活用により、ユーザー認証はより厳密に行え、不正なアカウントの排除が可能になるという。これにより、真実性の高い口コミデータのみが収集でき、プラットフォームの信頼性を大幅に向上できるとのことだ。
今後は、「World ID」認証を行っているアカウントに対してUMEトークンの配布量を増加させるなどのインセンティブを導入し、ユーザーに対する「World ID」の利用促進を図っていくという。またこの施策により、ユーザーがより積極的に「World ID」を利用し、正確で信頼性の高い口コミを投稿するようになるとしている。なおUMEトークンは「SARAH」での投稿により付与されるリワードだ。
また現在「SARAH」は、月間200万人以上のユーザーに利用されている。すでに160カ国以上で1,000万人以上が作成している「World ID」との統合により新たなオーディエンスにリーチすることで、プラットフォームの認知度向上が期待できるとも説明されている。
なおSARAHは「SARAH」の他、外食ビッグデータサービス「FoodDataBank(フードデータバンク)」を運営する企業。飲食店の料理・メニューごとの口コミをアプリで集め、そのデータを企業向けに提供をしている。また同社は、セブンイレブンジャパンや味の素等の企業から出資を受けており、昨年3月の時点で累計調達額は約11.5億円となっている。
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