「イーサリアム現物ETF」のオプション上場の規則変更が提案される
米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)および取引所運営会社のナスダック(Nasdaq)が、ブラックロックのイーサリアム現物ETF(上場投資信託)のオプションを上場および取引するための規則変更を提案した。8月6日に米証券取引委員会(SEC)へ書類が提出されている。
米SECは7月、グレイスケール(Grayscale)、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)、ヴァンエック(VanEck)、ビットワイズ(Bitwise)、21シェアーズ(21Shares)、インベスコ(Invesco Galaxy)など大手企業による、イーサ(ETH)価格に連動するETFを承認した。
オプションは、株式や上場商品などの資産を、決められた期日までにあらかじめ決められた価格で売買する権利を保有者に与える。
「取引所は信託にオプションを提供することで、現物イーサへのエクスポージャーを得るための、追加的で比較的低コストの投資ツールを投資家に提供することで、投資家に利益をもたらすと考えている」と、提出された書類に記されている。
SECは、取引所がオプションを上場するために行わなければならない技術的なルール変更を監督している。
なおSECは規則変更提案に対するコメントを、21日以内に提出する必要がある。
関連ニュース
- 米国で「イーサリアム現物ETF」が取引開始、初日の総取引量は10億ドル超
- 米証券取引委員会が「イーサリアム現物ETF」最終承認、23日より取引開始
- イーサリアム現物ETF、Cboeが7月23日より米国初の取引開始
- イーサリアム現物ETF、23日取引開始か、米SECが暫定承認と業界筋
- Cboeが「ソラナ現物ETF」の上場申請書を米SECに提出、来年3月までに可否判断
※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
BlackRock, Nasdaq seek rule change to list options on spot ethereum ETFs
(Reporting by Arasu Kannagi Basil in Bengaluru; Editing by Mohammed Safi Shamsi)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters