TON基盤ゲーム「ハムスターコンバット」、独自トークンHMSTRをエアドロップへ

Hamster Kombatがエアドロップへ

「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」基盤のゲーム「ハムスターコンバット(Hamster Kombat)」が、独自トークンHMSTRの導入およびエアドロップ(無料配布)計画に関するホワイトペーパーを7月30日公開した。

HMSTRは「ハムスターコンバット」の非営利組織「ハムスター財団(Hamster Foundation)」によって発行および運営され、エコシステム全体で利用される予定とのこと。

またHMSTRのエアドロップ計画では、暗号資産(仮想通貨)史上最大のエアドロップが予定されており、そのエアドロップの60%は「ハムスターコンバット」のプレーヤーに充てられるという。残りのHMSTRについては、市場での流動性供給やエコシステムパートナーシップ、助成金、スクワッド(ゲームのチーム)への報奨金などに利用される予定とのこと。

なお「ハムスターコンバット」には投資会社やベンチャーキャピタル(VC)からの支援がない為、HMSTRに余計な売り圧力がかからないことも説明されている。

「ハムスターコンバット」は、暗号資産取引所のCEOをシミュレートするゲームで、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)上で動作する。今年3月26日にローンチされたばかりのこのゲームは、プレイヤー数は現在までに3億人を獲得し、デイリーアクティブユーザー数は50万人に達しているとのこと。

ちなみにTONを基盤とするゲームには「ハムスターコンバット」の他に、プレイヤーが独自のキャラクターを育成するweb3ソーシャルゲーム「キャティゼン(Catizen)」も人気だ。このゲームの供給元プルートスタジオ(PLUTO Studios)は今月、バイナンスラボ(Binance Labs)から出資を受けている。

関連ニュース

参考:ハムスターコンバット
images:iStocks/Lubo-Ivanko・pavelns

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【4/17話題】カルビーがブロッチェーン活用のIP管理の実証実験、ANAPが約2億円分のビットコイン購入など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Semler Scientificが最大5億ドルの証券発行枠を申請、ビットコイン追加購入を含む資金調達へ

米ナスダック上場企業の医療機器メーカーであるセムラーサイエンティフィック(Semler Scientific)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の追加購入等を目的に、最大5億ドル(約714億円)の有価証券を随時発行・販売可能とする登録届出書を4月16日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した

米国のステーブルコイン政策、ユーロにとって関税より危険=伊経済財務相

イタリアのジャンカルロ・ジョルジェッティ(Giancarlo Giorgetti)経済財務相は4月15日、ドルに連動するデジタル通貨「ステーブルコイン」を巡る米国の政策について、欧州市民に国際決済の魅力的な手段を提供し、関税以上に欧州にとって懸念すべき事態を招く恐れがあるとの見方を示した