ユニスワップウォレット、Chrome拡張機能版がリリース

ユニスワップウォレットのChrome拡張機能版がリリース

暗号資産(仮想通貨)ウォレット「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」のブラウザ拡張機能版がリリースされた。同ウォレットおよびDEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)の開発元であるユニスワップラボ(Uniswap Labs)が7月16日発表した。

今回リリースされた同ウォレットは、グーグル(Google)のクローム(chrome)ブラウザの拡張機能となっている。すでにクロームウェブストアより無料でダウンロードが可能だ。アプリ版のユーザーはブラウザ版にてQRコードを表示させそれを読み込むだけでウォレットのがで同期きるとのこと。

また同ウォレットの拡張機能版の特徴は、画面の右側にサイドバーとして表示可能であるところだ。どのサイトの閲覧時でも使用できるようになっている。また「cmd/ctrl + shift + U」のキーボードショートカットが有効となり、表示のON・OFFが簡単に切り替えらえる。

また同拡張機能は、アプリ版と同様にイーサリアム(Ethereum)やイーサL2のアービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、ブラスト(Blast)、ZKシンク(ZKsync)、ゾラネットワーク(Zora Network)の他、ポリゴン(Polygon)、セロ(Celo)、BNBチェーン(BNB Chain)、アバランチ(Avalanche)といった11のブロックチェーンの資産に対応している。

また同ウォレットではネットワーク全体のすべての資産を1か所で表示するため、各ネットワークの資産を確認するためにウォレット上でチェーンを切り替える必要はない。さらに同ウォレットでは、使用しているアプリに基づきチェーンが自動的に切り替わるようになっている。そのためアプリでネットワークを変更したときに求められる承認を手動で行う必要はないとのことだ。

「ユニスワップウォレット」は、オープンソースにより開発されたセルフカストディ(自己管理)型のモバイルウォレットだ。昨年4月にiOS版が公開されている。またアンドロイド版については、昨年11月にリリースされていた。今回のブラウザ版は70万人を超えるユーザーが待機リストに参加していたという。

なおセルフカストディとは中央集権的な管理者に暗号資産(仮想通貨)を預けずに、ユーザー自身が秘密鍵管理を行い、暗号資産の保管を行うことである。

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参考:ユニスワップ
image:iStocks/royyimzy・dalebor

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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