TON開発支援のオープンプラットフォーム、「Catizen」開発のプルートスタジオへ出資

育成ゲーム「Catizen」開発元のPLUTO Studiosが資金調達

パブリックブロックチェーン「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」を基盤にしたアプリケーション開発を支援する「オープンプラットフォーム(The Open Platform:TOP)」が、「TON」基盤のゲーム開発会社プルートスタジオ(PLUTO Studios)に戦略的投資を行った。「TOP」はメディア「ブロックチェーンリポーター.(blockchainreporter.)」を引用する形でこの投資に関する発表をXにて7月16日ポストした。

プルートスタジオは、「TON」基盤のブロックチェーンゲーム「キャティゼン(Catizen)」の開発元だ。

「キャティゼン」はプレイヤーが独自のキャラクターを育成するソーシャルゲームで、累計プレイヤー数は2,500万人に達したという。またこのゲームには現在140万人のオンチェーンプレイヤー及び1,900万のオンチェーン取引実績があるとのこと。

「ブロックチェーンリポーター.」によると、プルートスタジオは「キャティゼン」を追加のミニゲームをリリースするハブとして機能させることに注力していると説明されている。これにより「キャティゼン」は単一のゲームとしてだけでなく、様々なミニゲームを集約して提供するプラットフォームとしても機能するようだ。

なおプルートスタジオは「TOP」からの調達額と調達した資金の用途については発表していない。

ちなみに「TOP」が開発を支援する「TON」は、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)の創設者が開発を開始したブロックチェーンプロジェクトだ。同チェーンは、テレグラム内で利用されている分散型プラットフォームで、1秒あたり数百万件のトランザクション処理(TPS)を備えた拡張性の高いフレームワークとなっている。

TON」発行の暗号資産(仮想通貨)TONは、国内の暗号資産取引所においてビットポイント(BITPOINT)、オーケーコインジャパン(OKCoinJapan)、ビットトレード(BitTrade)にて取り扱われている。

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参考:ブロックチェーンリポーター.
images:iStocks/metamorworks・BadBrother

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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