ユニスワップウォレットがオンランプサービス提供開始、Transakとの提携で

Uniswap Walletでオンランプサービスを提供

分散型取引所(DEX)の「ユニスワップ(Uniswap)」開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が、web3決済インフラ提供のトランサック(Transak)と提携し、「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」上でのオンランプサービスの提供を開始した。トランサックが公式Xにて7月2日に発表している。

なおオンランプとは、法定通貨を暗号資産に交換するプロセスのこと。ユーザーは同サービスを利用すると、160か国以上のユーザーがApple PayやGoogle Pay、デビットカードやクレジットカード、銀行振り込みなどの方法で、ユニスワップウォレット上から暗号資産を直接購入可能になるとのことだ。

トランサックの共同創設者兼CTOのイェシュ・アガルワル(Yeshu Agarwal)氏はXにて「トランサックはユニスワップと提携しました。当社の素晴らしいチームのおかげで、過去2週間で連続して主要なパートナーシップを確保できました。私たちは協力して、暗号資産のオンランプとDeFi(分散型金融)アクセスに革命を起こしています」と投稿している。

「ユニスワップウォレット」は、オープンソースで開発されたセルフカストディ(自己管理型)のモバイルウォレットだ。セルフカストディとは中央集権的な管理者に暗号資産(仮想通貨)を預けずに、ユーザー自身が秘密鍵管理を行い、暗号資産の保管を行うことだ。

昨年4月にIOS版がアップル(Apple)のApp Storeでリリースされ、同年11月にはアンドロイド(Android)版が一般公開されている。

iOS版では、シードフレーズの保存方法として「紙にメモをする手動保存」に加え「アップルのiCloudで暗号化して保存」もできる。これにより端末を紛失した場合でもシードフレーズのバックアップによりウォレットが保護できるとのことだ。

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images:iStock/Ket4up

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
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