ライトニングラボ、Bitcoinブロックチェーンにステーブルコイン導入のテスト実施=報道

Bitcoinにステーブルコインを導入試験=報道

ビットコイン(Bitcoin)のライトニングネットワーク(Lightning Network:LN)を開発するライトニングラボ(Lightning Labs)が、ビットコインブロックチェーンにステーブルコインを導入する試験を行なったと、メディア「ディクリプト(Decrypt)」が5月10日報じた。

報道によるとこの試験では、ビットコインブロックチェーン上で様々な資産を発行可能にするプロトコル「タップルートアセッツ(Taproot Assets)」を使用して作成された資産を、ライトニングネットワーク上にてテストトランザクションを実行したとのこと。

なおこのことは、フィナンシャルタイムズ開催のカンファレンス「クリプトとデジタル資産サミット(Crypto and Digital Assets Summit)」にて、ライトニングラボCEOエリザベス・スターク(Elizabeth Stark)氏が講演した内容に基づいて報じられている。

スターク氏は講演にて 「アイデアは、ビットコインブロックチェーン上に暗号資産ドルとステーブルコインを置くことです」と説明した。

ライトニングネットワークはビットコインブロックチェーンのオフチェーン・スケーリングソリューション。ブロックチェーンの外で取引を行うオフチェーン取引により、BTCの決済速度の向上や少額決済(マイクロペイメント)、安価な送金手数料を実現する技術だ。

また「タップルートアセッツ」は以前、「Taro」という名称で開発が進められていたプロトコル。ライトニングラボが昨年10月に発表している。同プロトコルは、ビットコインプロトコルのソフトアップグレード「タップルート(Taproot)」に基づき構築されている。

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参考:ディクリプト
images:iStocks/24K-Production

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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