フィンシアとクレイトンの統合チェーンが6月末ローンチへ、名称は「kaia(KAIA)」に

フィンシアとクレイトンの統合チェーンは「kaia」に

フィンシア:FINSCHIAおよびクレイトン(Klaytn)による新たな統合ブロックチェーンの名称が「カイア:kaia」となったことが、4月30日発表された。なおネイティブトークンのティッカーシンボルは「KAIA」となるようだ。

発表によると今年の6月末までにメインネットをローンチするとのこと。それまでに同チェーンの財団となるKaia DLT Foundation(カイアDLT財団)、トークンスワップサービス、テストネット、ガバナンスプラットフォーム等を立ち上げる予定だという。なお詳細なタイムラインは後日共有されるとのこと。

また今回の発表までに、「カイア:kaia」におけるホワイトペーパーの他、戦略やトケノミクス(トークンエコノミクス)、ガバナンスといった同チェーンのミッションおよびビジョンが作成できたとのこと。

その他にもアブダビに拠点を置くカイアDLT財団のための準備作業や新ブランドアイデンティティの構築とコミュニティチャネルの統合計画、チェーンのセキュリティ監査、フィンシアとクレイトン間のトークンスワップ計画の確立が完了したとのことだ。

今年1月16日、フィンシア財団およびクレイトン財団はガバナンスメンバーに両チェーンの統合案を提出。その後両ガバナンスメンバーによる投票が実施され、同案は2月15日に最終決定された。

チェーンの統合により、2つのブロックチェーンのネイティブトークンであるKLAYとFNSAは、新たに「KAIA」に置き換えられる予定だ。

なお「KAIA」は、全く新しいトークノミクスを導入し、既存の発行額の22.9%(3億8,400万ドル相当)が焼却され、残りは3段階のプロセスを経て焼却する予定とのこと。

なお統合チェーンは、CosmWasm(コズモワズム)とEVM(イーサリアムバーチャルマシン)の両仮想マシン​​をサポートするブロックチェーンになる。現在フィンシアはCosmWasmを、クレイトンはEVMをサポートしている。

両仮想マシン​​のサポートにより、コスモス(Cosmos)とイーサリアム(Ethereum)両方の開発者にアクセスできるようになり、それぞれの技術的利点を活用しながら、2つのエコシステム間の相互運用性が向上するとのことだ。

今後カイアDLT財団では、「機関投資家のアクセシビリティを高めるインフラ整備」や「DeFi(分散型金融)インフラの強化とネイティブステーブルコインの開始」、「日本の一流ゲーム会社とグローバルIPを活用したWeb3プロジェクトのオンボーディング」、「持続可能な価値創造に焦点を当てたトークノミクスの改善」等を推進していく予定だ。

「フィンシア」は、LINE独自開発のプライベートチェーンとなる「LINE Blockchain」がリブランディングを行い、名称変更したブロックチェーンだ。現在運営元は、LINEのグループ会社LINE TECH PLUS(ラインテックプラス:LTP)から非営利団体であるフィンシア財団へ移行している。

なおフィンシア財団のガバナンスメンバーには、ソフトバンク(SoftBank)やLINEのグループ企業など14社が参加している。

クレイトンは韓国カカオの子会社であるグラウンドX(Ground X)が2019年に開発したブロックチェーンである。クレイトンの運営はクレイトン財団が行い、ガバナンスはカカオのグループ会社やLG、バイナンス(Binance)、ユニオンバンク(UnionBank)などの認可された企業が参加するクレイトン・ガバナンス・カウンシル(GC)が担っている。

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参考:フィンシア
images:iStocks/LuckyStep48

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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