マジックエデン、コインベースのイーサL2「Base」に対応

Magic EdenがBaseに対応

NFTマーケットプレイスのマジックエデン(Magic Eden)が、米コインベース(Coinbase)独自開発のL2ブロックチェーン「ベース(Base)」に対応したマーケットプレイスを4月26日ローンチした。

「ベース」は、「オプティミズム(Optimism)」の技術に基づいたブロックチェーン開発用ソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」を用いて構築されたイーサリアム(Ethereum)のL2ネットワーク。ネットワークトークンの発行予定は無く、ガス代(トランザクションフィー)としてはブリッジしたETHを使用する。

今回の対応によりマジックエデンでは、「ベース」でミント(鋳造/発行)されたNFTがリストされ、ユーザーは「ベース」上のNFTコレクションを売買できるようになった。

なおマジックエデンのクロスチェーンセルフカストディウォレット「マジックエデンウォレット(Magic Eden Wallet)」も「ベース」に対応し、同ウォレットでも「ベース」上のNFTコレクションを売買できるとのこと。

また「ベース」は、マジックエデン提供のクロスチェーン報酬プログラム「マジックエデンリワード(Magic Eden Rewards)の対象となっており、「ベース」NFTのコレクターやトレーダー、クリエイターには同プログラム内で設計された報酬「ダイヤモンド」が還元される。

ちなみに「ベース」の他にも、マジックエデンの基盤ブロックチェーンである「ソラナ(Solana)」や「イーサリアム(Ethereum)」、「ビットコイン(Bitcoin)」、「ポリゴン(Polygon)」でも「ダイヤモンド」は与えられるが、「ダイヤモンド」の具体的な用途については明かされていない。

なおマジックエデンは今回の「ベース」対応により5つのネットワークにマルチチェーン展開することになった。今回の「ベース」の他、ソラナ(Solana)、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、オーディナルズ(Ordinals)に対応している。

またマジックエデンでは今月21日より、ビットコイン(BTC)ネットワークのトークン規格「ルーンズ(Runes)」のミームコインを購入・リスト・表示できる機能も追加されている。

関連ニュース

images:iStocks/olegback

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

Sponsored

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した