東京スター銀行、三井物産のデジタル証券サービス「オルタナ」導入。地域金融機関初のST取扱

東京スター銀行が三井物産のデジタル証券サービス「オルタナ」導入

三井物産デジタル・アセットマネジメント(MDM)が、東京スター銀行との業務提携を3月22日発表した。

この提携によりMDMは、同社運営のデジタル証券サービス「ALTERNA(オルタナ)」を通じて、デジタル証券ファンド「三井物産のデジタル証券」を東京スター銀行の顧客へ提供していくという。

これにより東京スター銀行は、顧客のライフスタイルの変化、社会のデジタル化の進展に合わせ、新たにデジタルで完結できる同商品を導入し、商品・サービスのラインナップの拡充を図るとのこと。

なお東京スター銀行は、デジタル証券を取り扱う地域金融機関として初になるとのこと。

またMDMとして銀行との提携は、昨年6月に提携したソニー銀行に引き続き2例目になるとのことだ。

「ALTERNA」は昨年5月に正式ローンチした、デジタル証券を取り扱う個人向けオンライン資産運用サービスだ。三井物産グループの不動産・インフラなどの実物資産に1口10万円からの小口投資が可能となっている。「ALTERNA」で提供される全商品は、申告分離課税に対応しており、募集案件のすべてに有価証券届出書が提出されるとのこと。

なお今回の発表の中で「ALTERNA」は、現在の国内不動産に加え、今後は航空機・船舶など対象アセットの拡大も予定していると述べられている。

ちなみに「ALTERNA」のシステム基盤には、三菱UFJ信託銀行が推進する各種デジタルアセットの発行・管理基盤「Progmat(プログマ)」が用いられているという。「プログマ」には、米R3社開発のエンタープライズ向けブロックチェーン「Corda(コルダ)」が採用されている。

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参考:東京スター銀行
images:iStocks/greenbutterfly

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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