アニモカブランズがKDDIとWeb3領域で事業提携へ

モカバースとαU walletを連携

アニモカブランズジャパン(Animoca Brands Japan)とKDDIが、Web3分野で事業連携する。両社が3月5日発表した。

この連携で両社は、アニモカブランズのWeb3プラットフォーム「モカバース(Mocaverse)」のデジタルID「モカID(Moca ID)」とKDDI提供の暗号資産(暗号資産)ウォレット「αU wallet」を連携させることで、「αU wallet」ユーザーが「モカバース」内のゲームやエンタメ、カルチャーなどのWeb3コンテンツへシームレスにアクセス可能にするための検討を実施するという。

ちなみに「モカバース」では、ユーザーが独自のデジタルIDであるモカIDを作成し、積極的な参加を通じてロイヤルティポイントを獲得し、そのポイントを使うことができる仕組みだ。

また、「モカバース」以外にもKDDI提供のNFTマーケットプレイス「αU market」でのブロックチェーンゲーム「ファントムギャラクシーズ(PHANTOM GALAXIES™)」のNFT販売など、アニモカブランズが有するIP・Web3コンテンツと「αU」の連携も検討していくとのことだ。

なお「ファントムギャラクシーズ」とはブロックチェーンを応用したオンラインマルチプレイ型のSFアクション RPG。アニモカブランズの子会社であるブロウフィッシュスタジオ(Blowfish Studios)が運営している。

両社は「モカバース」とメタバースおよびweb3に関するサービス「αU」の連携を通じて、日本のユーザーによりシームレスにweb3ゲーム、カルチャー、エンターテインメントを楽しめる環境をグローバルに提供することを目指すとのことだ。

昨年3月に始動した「αU」では、メタバースでエンタメ体験や友人との会話を楽しめる「αU metaverse」、360度自由視点の高精細な音楽ライブを楽しめる「αU live」、NFTとなるデジタルアート作品などの購入ができる「αU market」、暗号資産およびNFTを管理できる「αU wallet」、そして実店舗と連動したバーチャル店舗でショッピングができる「αU place」等が提供されている。

関連ニュース

images:iStock/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

Sponsored

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した