イーサL2「Blast」、メインネットをリリース

Blastのメインネットがリリース

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ネットワーク「Blast(ブラスト)」が、日本時間3月1日6:00(PST 2/29 13:00)にメインネットローンチした。

「Blast」は、オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)を採用したイーサリアムのL2ネットワークだ。同ネットワークは「ネイティブ・イールド」という仕組みにより、預け入れたイーサリアム(ETH)およびステーブルコインに対して自動的に利回りが提供される特徴がある。該当するトークンをブリッジし保有しておくと残高が自動で増えていくとのこと。ウェブサイトにはETHで4%、ステーブルコインで5%の利回りが実現しているとのこと。

「Blast」にステーブルコインをブリッジした場合、同ネットワーク上では新しいステーブルコイン「USDB」に自動変換され、これがステーブルコインとして流通する。「USDB」はMakerDAOなどの米国債に連動するプロトコルと連携しており、米国債の金利が保有者への利回りとして提供される。

なおメインネットローンチまでは「Blast」に入金した暗号資産は出金できなかった。ローンチ以降は申請から出金まで14日の待機時間が必要だ。

同ネットワークのアーリーアクセスにて、コミュニティメンバーは181,888名を超え、TVL(預入総額)は23億ドルを超えたとのこと。

ちなみに記事執筆時点で「Blast」には、409,709ETH、78,584,315USDC、68,113,993USDT、148,248stETH、31,056,051DAIが預け入れられている(Done調べ3/1 15:00)。

「Blast」は、アグリゲーター機能実装のプロトレーダー向けNFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」創設者のパックマン(Pacman)氏が開発を進めるブロックチェーンだ。

昨年11月にアーリーアクセスをスタートしており、アーリーアクセスの参加者が発行可能な招待コードを使用することで同ネットワークにトークンをブリッジできる。

なおブリッジした額に応じてBlastポイントが獲得でき、このポイントはガバナンストークン発行時のエアドロップに使用されるとのことだ。

関連ニュース

参考:Done
images:iStocks/SiberianArt・artacet

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored