RTFKT、「プロジェクト・アニマス」来年ローンチへ

RTFKTがプロジェクト・アニマス来年ローンチ予定

アーティファクト・スタジオ(RTFKT Studios)が、IPプロジェクト「プロジェクト・アニマス(Project Animus)」を2024年の第1四半期にローンチ予定であることを12月23日発表した。

「プロジェクト・アニマス」は、アーティファクトのメタバースアバタープロジェクトである「クローンX(Clone X)」に続く次のIP(知的財産)プロジェクトだ。現在同プロジェクトでは卵の形をしたNFTが展開されており、「クローンX」所有者にエアドロップ(無料配布)されている。

発表によると卵形のNFTはリビール(NFTのデザインが明らかになること)されることで、2Dバージョンと3Dバージョンで表示される様々なキャラクターに置き換わるとのこと。現在アーティファクトは「プロジェクト・アニマス」における一部のメカニズムをテストしている段階で、デザインとユーザーエクスペリエンスの基準が満たされているか確認しているという。

またアーティファクトの公式ホームページでは「プロジェクト・アニマス」について「特別な力と能力を備えたユニークなクリーチャーが登場し、クローンXの冒険を助け、さらには独自のクリーチャーの作成もできる」と説明されている。なお卵形のNFTについては「クローンX」の供給量が20,000体である為、現在20,000個で展開されている。しかし最終的な合計供給量は未定とのことだ。

アーティファクト・スタジオは「プロジェクト・アニマス」のローンチと同じく来年の第1四半期に、現在開発段階である「クローンX」関連のスマホアプリ「プロジェクトインベントリ(PROJECT INVENTORY)」のフィードバックに向けて、コミュニティメンバーを数名募集する予定とのことだ。

アーティファクトとは

アーティファクトは2020年にブノワ・パゴット(Benoit Pagotto)、クリス・リー(Chris Le)、スティーブン・ヴァシレフ(Steven Vasilev)氏によって設立され、2021年12月にナイキ(Nike)に買収されたフィジタル(フィジカルとデジタルの造語)ファッションブランドだ。

これまで同ブランドではNikeとのコラボアイテムとして、スニーカー「クリプトキックス iRL (Cryptokicks iRL)」や「アーティファクトxナイキ ダンク・ジェネシス・クリプトキックス(RTFKT x Nike Dunk Genesis CRYPTOKICKS)」、「クローンXフォージングSZN1(Clone X Forging SZN 1)」などがリリースされている。

関連ニュース

images:iStocks/Ket4up・Heorhii-Aryshtevych

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した