コインベースにBaseのDeFiプロトコル「Seamless(SEAM)」上場

コインベースにSEAM上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産シームレス:Seamless(SEAM)の取り扱い開始を12月12日発表した。

取引ペアはSEAM -USDになるという。

「SEAM」の取り扱いは「コインベース(Coinbase:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で行われるとのこと。コインベースのサービス提供地域のうち一部は対象外になる可能性があるとのことだ。

なお今回コインベースで取り扱われるのは、コインベースが開発したイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワーク「ベース(Base)」上のERC-20トークンとして発行された「SEAM」のみとなる為、他ネットワークで発行されたトークンは入出金不可となる。

またコインベースでの「SEAM」取り扱いは、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付けられる「Experimental label(実験的ラベル)」の対象となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される予定だ。

「シームレス」は「ベース」で提供されている分散型金融(DeFi)プロトコルの中で最もTVL(総預かり資産額)が大きいレンディングプロトコルである「シームレスプロトコル(Seamless Protocol)」のガバナンストークン。

同トークンは12月12日に発行が開始されたばかりであり、発行と同時にユーザーへのエアドロップを実施した。エアドロップの対象者は「シームレスプロトコル」が以前行ったポイントプログラムやコミュニティクエストへの参加をもとに決定したとのことだ。

コインベースはこれまで「ベース」上のトークンを上場させておらず、「SEAM」はコインベースが上場させる初めての「ベース」上のトークンとなった。

関連ニュース

参考:シームレスブログ
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した