Web3コミュニケーションプロトコル「DMTP」、スクエニに技術提供

DMTPのハイフンがスクエニに技術提供

web3コミュニケーションプロトコル「DMTP」開発のシンガポール拠点企業ハイフン(Highphen)が、スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX LIMITED)へ技術提供することを10月20日発表した。

ハイフンは、今後スクエニ提供のweb3ゲームに対して「DMTP」を提供することで、新たなweb3ユーザーの獲得やユーザーオンボーディングなどに貢献するとのことだ。

ハイフンは、事業者向けのWeb3マーケティング機能を開発中とのこと。同機能では、ユーザーのオンチェーン/オフチェーンの分析やオンチェーンデータからターゲティングしメッセージを配信することや、ユーザーのプロジェクト参加日などの特定のタイミングを起点に自動的にメッセージが配信できるものだという。

ハイフンによると、web3ゲームには、トークンの購入やゲーム内で使用されるNFTの購入など、新規ユーザーにとっては馴染みがなくハードルとなるステップがいくつか存在しているという。

ハイフンは上記機能にて、「DMTP」を通して各ユーザーの状態を把握し、ユーザーごとに最適なメッセージを配信することで全ユーザーをオンボーディングでき、それによりユーザーのアクティブ率を向上させ、離脱率を大幅に改善できるとしている。

また「DMTP」で提供する分析機能をもとに、過去web3ゲームをプレイしたことがあるユーザーだけに絞ってメッセージを配信することで、web3ネイティブでアクティブなユーザーの獲得に繋げることも可能とのことだ。

ハイフンは9月、スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX LIMITED)の他、アドウェイズ・ベンチャーズ、アリーバスタジオ(Arriba Studio)、キャピタルダオプロトコル(Capital DAO Protocol)、イーストベンチャーズ(East Ventures)より資金調達を実施していた。

その際にハイフンCEOの佐々木亜留氏に取材したところ、調達額については非公開。調達資金についてはモバイルアプリ開発、CRM(顧客情報管理)機能の開発、グローバルマーケティングに利用するとのことだった。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/ismagilov

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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