マネーグラム、2024年に独自のノンカストディアルウォレット販売へ

マネーグラムがノンカストディアルウォレットをローンチへ

国際送金ネットワーク「マネーグラム(MoneyGram)」が、独自のノンカストディアルウォレットを販売する計画を9月26日発表した。

発表によれば、マネーグラムのノンカストディアルウォレットは2024年第1四半期に正式ローンチ予定であり、ステーブルコインの技術が活用されるという。このウォレットを用いることでユーザーは、法定通貨からデジタル通貨への交換、またはその逆も可能になるとのことだ。

またマネーグラムは同ウォレットを展開するにあたり、ウォレットの機能を拡張し、「国際送金とブロックチェーン決済の世界の架け橋となる新機能」をアプリ内に導入する予定だという。

同ウォレットサービスが開始されれば、ウォレットの利用者はマネーグラムの加盟店を訪れ、デジタル資産を現金化できるとのことだ。ユーザーはまた、他のウォレットユーザーにデジタル資産を送ることもできるという。

なお同ウォレットは2024年6月まで手数料無料で使用できるとのこと。

また同ウォレットはステラ・ネットワークと統合されたマネーグラムの「フィアット・オン・オフランプ・サービス」を活用するという。なお同ウォレットは、マネーグラムとモバイルアプリ開発のチーズケーキラボ(Cheesecake Labs)が提携し、構築したとのことだ。

マネーグラムは昨年6月、ステラ開発財団(Stellar Development Foundation)と、国際送金サービス「MoneyGram Access(マネーグラムアクセス)」を提供すると発表していた。

また昨年11月、暗号資産取引所であるCoinme(コインミー)と提携し、送金アプリに暗号資産の取引機能を導入している。

関連ニュース

参考:マネーグラム
デザイン:一本寿和
images:iStock/your_photo・dalebor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【3/10話題】トランプがステーブルコイン法案の署名意向、金融庁が仲介業の新設提案、ジェミナイがIPO申請かなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SEC、グレースケールの「ポルカドット(DOT)現物ETF」の上場申請を受理

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所「ナスダック(Nasdaq)」によって提出された、暗号資産(仮想通貨)ポルカドット(DOT)の投資信託「グレースケール・ポルカドット・トラスト(Grayscale Polkadot Trust)」の上場および取引に関する提案書を受理した。SECが3月7日に公表している

ナスダック上場企業初、バイオネクサスジーンラボがイーサリアム優先の財務戦略を採用

米証券取引所ナスダック(Nasdaq)上場のテクノロジー企業「バイオネクサスジーンラボ(BioNexus Gene Lab:BGLC)」が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)に焦点を当てた新たな財務戦略に取り組むことを3月5日に発表した。戦略的財務資産にETHを採用するのは、ナスダック上場企業として初の事例となる