コインベース、スペインで暗号資産サービスプロバイダー登録完了

コインベースがスペインで暗号資産交換業者の登録完了

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)が、スペインにおいて暗号資産取引所およびカストディアンウォレットプロバイダーとして同国中央銀行にアンチマネーロンダリング(AML)登録を完了したと9月22日発表した。

これによりコインベースはスペイン居住者に対し、同国の法的枠組みに準拠しながら暗号資産の保管サービスや、ユーロでの暗号資産売買、暗号資産同士の売買といった暗号資産関連サービスを提供できるようになった。

なお発表によるとスペインにおける暗号資産での支払いは、クレジットカードおよびデヴィットカードでの支払方法に続き、2番目に人気があるとのこと。この情報は、暗号資産メディア「ビットコインリストドットコム(BITCOINlIST.com)」の調査報告を引用する形で、コインベースが説明している。

コインベースによる欧州での動き

フォーチュンクリプト誌によるとコインベースは、昨年11月に破綻した暗号資産取引所FTXの欧州部門であるFTXヨーロッパ(FTX Europe AG)の買収を進めていたという。

またコインベースは、昨年12月にアイルランドにて暗号資産交換業者(VASP)の登録が完了し、7月にはイタリアで登録が完了している。さらに9月にはオランダで暗号資産ライセンスを取得していた。同社は現在、欧州約40カ国以上で暗号資産関連のサービスを提供している。

なお暗号資産取引所クリプトドットコム(Crypto.com)は今年6月、スペイン銀行よりVASPの登録を受けている。

関連ニュース

参考:コインベース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LuckyStep48

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

RWA特化チェーン「Plume」、米大手投資会社アポロから資金調達

実物資産(RWA)に特化したモジュール型ブロックチェーンを開発する「プラム(Plume)」が、米大手プライベートエクイティ投資会社アポログローバルマネジメント(Apollo Global Management)から資金調達を完了したと4月8日に発表した。なお調達額は公表されていない。メディア「コインデスク(CoinDesk)」によると、アポログローバルマネジメントは「プラム」に対して、100万ドル(約1.4億円)以上の戦略的投資を行ったと報じている

【4/8話題】ギャラクシーデジタルが5月にナスダック上場、香港が認可事業者のステーキングサービス提供許可へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

バイナンス創業者CZ、パキスタン暗号資産評議会の戦略顧問に=報道

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)の創業者であり前CEOのチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao:CZ)氏が、パキスタンの政府機関「パキスタンクリプト評議会(Pakistan Crypto Council:PCC)」に戦略顧問として加わったことが地元メディアによって4月8日に報じられた