コインベース、カナダでのUSDT・DAI・RAI取引を月末から一時停止へ

コインベースがカナダで一部ステーブルコインの取引を一時停止へ

米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが、カナダ事業においてテザー(USDT)・ダイ(DAI)・RAI Reflex Index(RAI)の3銘柄の取引を一時停止すると発表した。

このことはコインベースがカナダ居住者のユーザーに対して送信されたメールの内容について、海外メディアが8月18日に報じる形で明らかになった。

報道によると同3銘柄の取引停止は、東部標準時で8月31日12:00頃とのこと。取引停止に際して、ユーザーが保有する同銘柄へのアクセスには影響はなく、入出金機能は引き続き利用できるとのことだ。

コインベースは「当社取引所の資産を定期的に監視し、上場基準を満たしていることを確認している」と述べており、今回の取引停止は「最新のレビュー」に基づいたものであるとのことだ。

なおUSDTはテザー社発行の米ドルステーブルコイン。DAIはメーカーダオ(Maker DAO)発行の米ドルステーブルコインだ。またRAIはイーサリアム(ETH)を担保にして発行されるステーブルコインで、RAIを発行するプロトコルにより価格の安定を図っている。

コインベースは先日14日にカナダでの事業開始を発表したばかり。カナダ拠点は、約200名の現地従業員を携えて開始されるとのことで、カナダはコインベースにとって米国外最大の技術拠点になると述べられていた。

またUSDT発行のテザー(Tether)社は、同ステーブルコインにおける、オムニレイヤー(OmniLayer)、ビットコインキャッシュSLP(BCH-SLP)、クサマネットワーク(Kusama Network)の3つのブロックチェーンのサポートを終了することを17日に発表している。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/TexBr・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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